アマゾン川に砂浜が?

アマゾン川に白砂のビーチがあるってご存知ですか? 実は私も来るまで、そんな場所があるなんて全く知りませんでした。ブラジルのマナウスでジャングルツアーを申し込んだ際、旅行会社の人がそのビーチを教えてくれたのです。そのビーチのある村の名は「アルター・デ・ション」。私のアマゾンの船旅の終点サンタレンから、そのアルター・デ・ションまでは約30kmほどなので、とりあえず行ってみることにしました。サンタレンはアマゾン川中流域にある、近辺では大きめの都市です。中流域といっても、何しろアマゾン川なので、日本の間隔で言えば「湾」レベルの川幅です。そこに流れ込む支流沿いにこの村がありますが、支流といっても、やはり日本では考えられないくらいの川幅があります。アマゾン川を下る船がサンタレンの港に着いたのは、午後6時。それからタクシーに乗り、そのままアルター・デ・ションに行きました。

知られていない穴場! アマゾン川の極上ビーチ「アルター・デ・ション」へ行ってみよう 知られていない穴場! アマゾン川の極上ビーチ「アルター・デ・ション」へ行ってみよう

村の対岸にビーチが見えた

最初に泊まろうと思っていた宿は満室だったので、タクシー運転手に別の宿(民宿)を探してもらいました。といっても村は小さく、すべて歩ける範囲です。翌朝、村の中心の広場に行くと、すぐそのそばに川が見えました。川というか、ほとんど海のように見えます、その1〜2kmほど先に島が見えました。渇水期にはそこまで砂州が続き、川の一部は湖になるようですが、そのときは砂州の半分ぐらいは水没していました。水没した砂州に建物が少し沈んだ状態で転々と続いています。渇水期にはそこに食堂などがオープンするのでしょう。

ボートで川を渡ってビーチへ

船着き場に行くと、船頭がボートの客引きにやってきます。島までの渡し賃はひとりなら約500円、二人以上なら約250円です。何人かで相乗りし、まだ水没していない島の砂浜に、5分ほどで到着です。上陸してみると、なかなかきれいな砂浜です。細かい砂は海のビーチのものと変わらず、ビーチサンダルより裸足のほうが歩きやすいほど。週末だったこともあり、すでに大勢のブラジル人の家族連れがビーチにいました。幅20〜30mの砂州の両端がビーチで、片方が湖、片方が川のほうですが、その時はつながっていたので大きな違いはありません。

緊張感がなく、思いっきりくつろげる!

不思議なのは、海のように少し波があったことです。念のため水をなめてみましたが、塩辛くはなかったです。海のビーチようにパラソルが点在し、水に半分沈むような形でテーブルが置かれ、そこでみなご飯を食べたり、ビールを飲んだりしてくつろいでいます。開いていた食堂は、全部で5軒ほど。私もさっそくビールを頼んで水に入ります。暑い中、入るとちょうど気持ちがいいくらいの冷たさです。ブラジルの治安に緊張気味で旅をしてきたので、ここでのリラックスぶりに、本当に来てみてよかったと思いました。日本ではあまり知られていませんが、このアルター・デ・ションはブラジルを長旅する外国人バックパッカーには、くつろげる場所としてよく知られているところだそうです。もしし、アマゾン川下りに行く機会があったら、ついでにこのアルター・デ・ションに寄ってみてください。きっとほっとしますよ。