- 東リカ
- ブラジル在住。サンパウロでの出産を機に、ライター業をゆるゆると再開。地元誌などに寄稿しています。趣味は旅行、読書、おいしい食事&お酒とおしゃべり。個人ブログ「サンパウロ日誌」に思いがけないことばかり起こるブラジル生活を記録しています。
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セスキ・ポンペイア・カルチャー・センター
ブラジルには、セスキ(SESC)というNGO組織が運営する一般向けの教育、レジャー、文化施設が主要都市にたくさんあります。団体名同様「セスキ」と呼ばれる各施設では、劇、映画、ストリートパフォーマンス、コンサート、展覧会、工作などのクラスなど、様々なカルチャーイベントを楽しむことができます。今回紹介する、サンパウロ市のセスキ・ポンペイア(SESC Pompeia)は、MASP美術館もデザインしたリナ・ボ・バルディが手がけた大型施設です。
廃工場を活用したセスキ・ポンペイアの施設
約16,600平方メートルの敷地を誇るこの大型文化施設ですが、元は使われなくなったドラム缶の工場。イタリア移民の建築家、リナ・ボ・バルディのプロジェクトで、全てが完成するまでには、1977年から9年の年月がかかっています。中には、レストラン、カフェバー、図書館、屋内プール、遊戯室、体育館、劇場、工芸工房からライブハウスや歯医者まで、子供も大人も楽しめるたくさんの施設があり、週末は多くのサンパウロっ子で賑わっています。
アート展覧会が開催される元工場内
セスキのプログラムは、オフィシャルサイトに掲載されています。週末や学校の休み(12月末〜1月の夏休み、7月の冬休み)は子供向けのプログラムが充実します。無料(Gratis)で楽しめるものも多いのですが、劇場やライブハウスでのパフォーマンスは、通常チケットを購入する必要があります。比較的安価なこともあり、人気のプログラムは、すぐに売り切れてしまいます。当日券を狙うなら、まずチケット売り場を目指しましょう。オンラインでの購入はブラジルの納税者番号(CPF)が必要です。
セスキ・ポンペイア新館の通路
夏場、セスキ・ポンペイアを訪ねると、プールは屋内のみ(会員のみ利用可能)なのに、外にも水着姿の人が多いことに驚くかもしれません。実は彼らは、デッキでの日光浴を楽しんでいるのです。リナ・ボ・バルディが新たにデザインした新館(工場ではない、体育館やプールの入るビル)の上階まで上ると、そんな様子も眺められますよ。時間に余裕がある方なら、カフェやバーもあるので、地元っ子に混じって1日ゆっくりしてみては?
Espaço Cultural Sesc Pompeia
住所: R. Clélia, 93 - Vila Pompéia, São Paulo - SP, 05042-000
電話:(11) 3871-7700
定休日:月曜
営業時間:火曜〜土曜 9:00 am to 10:00 pm, 日曜、祝日: 9:00 am 〜 8:00 pm.
http://www.sescsp.org.br/unidades/11_POMPEIA/#/content=programacao
入場料:無料
参考:SESCオフィシャルサイト
サンパウロ:http://www.sescsp.org.br/、リオhttp://www.sescrio.org.br/
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2014/11/24)
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