- 東リカ
- ブラジル在住。サンパウロでの出産を機に、ライター業をゆるゆると再開。地元誌などに寄稿しています。趣味は旅行、読書、おいしい食事&お酒とおしゃべり。個人ブログ「サンパウロ日誌」に思いがけないことばかり起こるブラジル生活を記録しています。
出発エリアをに変更しました。
野生のフラミンゴが集まるアタカマ塩湖(Salar de Atacama)の夕焼け
チリの首都サンチアゴから国内線でカラマ空港へ行き、そこから更に車で1時間ちょっと行くと、サン・ペドロ・デ・アタカマというチリ最古の街があります。オアシスに出来たこの街は、アタカマ砂漠北部の観光拠点となっています。日本からだと、この街にたどり着くまでに2日ほどかかってしまいます。また、観光スポットは、標高が高く、世界一乾燥した砂漠に散らばっています。ちょっとキツい、のは事実ですが、それでも行く価値があると思います。世界で最も美しい星空や自然の鮮やかな色彩にきっと、「地球上にこんな場所があったのか!」と感動しますよ。
月の谷は、砂と塩と空の世界
サン・ペドロ・デ・アタカマから西へ15キロの距離にある月の谷(Valle de la Luna)は、人気観光スポットの1つ。断崖絶壁や砂丘、粉雪が降ったかのような銀世界、「3人のマリア」、「恐竜の谷」、「火星/死の谷」など、塩と砂が作り出す不思議な光景を満喫することができます。ここから夕日を眺めるツアーは、とても人気があるそうです。午前中の早い時間は観光客が少なく、塩が育つ音を聞くこともできて良かったですよ。
チリの「死海」セハール湖
アタカマ塩湖の一部に、セハール湖(Laguna Cejar)という遊泳が許されている湖があります。この湖の塩分濃度は30%もあるそうで、有名な「死海」同様、どうしても沈むことはできません。また、この塩はお肌に良いそうです。ただし冬期はかなり水温が低くなりますので、ご注意下さい。また、同じくアタカマ塩湖の1つ、チャクサ湖は、フラミンゴが集まることで有名です。特に日没時は、ピンク、紫、金色と色彩を変えて行く鏡面のような湖の間をフラミンゴが飛翔する光景を楽しむことができます。
氷に覆われた地表から水蒸気が吹き上げる早朝のタチオ間欠泉
タチオ間欠泉観光は、早起きして、朝日が昇る前に標高4500メートルまで上る、気温はマイナス10度ほどで、高山病の危険もある・・・というハードなツアーですが、アタカマ砂漠のハイライトの1つとして人気があります。大小80もあるという間欠泉が、水蒸気を空高くまで吹き上げる光景は、やっぱり見ておきたいもの。このタチオにも、またタチオとサン・ペドロ・デ・アタカマの間に位置するプリタマにも、天然の温泉がありますので、トライしてみては?
フラミンゴが集まるチャクサ湖の夕景
砂漠だけに、日較差が大きく、また、高度によってもかなり気温差があります。標高4000メートル以上にあるミスカンティ湖や、「世界一」と評される夜空を眺めに行くならば、ウィンドブレーカーやダウンジャケットは必須です。
標高は、マチュピチュと同じほどです。高山病が心配な方は、標高の高い場所は身体が慣れるように、最後に回した方が無難です。アルコールも抑えめに。
パーソナルツアーが組めるホテル
Awasi Atacama
http://awasiatacama.com/
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2014/10/11)
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