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ちょっと怖いけど美しい、サンティアゴの共同墓地


約200年前に作られた中央墓地

中央墓地の古いエリアに作られたお墓には大理石などで出来た彫刻が置かれ、お墓を見守っていました。 中央墓地の古いエリアに作られたお墓には大理石などで出来た彫刻が置かれ、お墓を見守っていました。

サンティアゴの昔ながらの街並みに多くの人で賑わう旧市街には、チリで一番古い中央墓地があります。1821年10月9日に、南アメリカ各国をスペインから独立させるために戦ったベルナルド・オイギンスによって作られました。敷地は約86ヘクタールあり、埋葬者は200万人以上を超えているそうです。約200年前に作られたこの中央墓地には、チリを代表する歴代の大統領や芸術家などの著名人が多く祀られており、他にも一般人も多く埋葬されいます。

一番古い墓地が並ぶエリアは、まるで博物館のよう

古いエリアのお墓のスタイルは、アラビア系からエジプト系、マヤ文明などを想像する様々なスタイルのユニークなお墓が並んでいました。 古いエリアのお墓のスタイルは、アラビア系からエジプト系、マヤ文明などを想像する様々なスタイルのユニークなお墓が並んでいました。

中央墓地は、敷地内のエリアによって作られた年代が大まかに分かれているのですが、敷地内の最も古いエリアは、チリ独立戦争直後の当時のチリ名門家のユニークな墓所が並んでいるのを見ることができます。古い名門家の墓所は、お墓というよりもまるで、小さなお城や、小さな家のような作りで、中にはピラミッドのようなデザインのお墓、ギリシャ神話に出てきそうな神殿作りのお墓など木々が鬱蒼と生える中に、美しくも少し怖い雰囲気を醸し出しながら立ち並んでいました。

1973年に消えて、そして現れたチリの大統領たちのお墓

左側の白い石で出来たものが、サルバドールアジェンデ大統領のお墓です。他にも周りには歴代の大統領やチリの政治家などのお墓が並んでいました。 左側の白い石で出来たものが、サルバドールアジェンデ大統領のお墓です。他にも周りには歴代の大統領やチリの政治家などのお墓が並んでいました。

1973年の軍事クーデターの際に亡くなった社会主義の英雄アジェンデ大統領のお墓は、現代的な石造りの塔で、今でも多くの方がお参りに来るので、年中献花が絶えないほどの人気です。一方その年にクーデターを起こして国を軍事力で奪った軍事政権のピノチェット大統領のお墓は、中央墓地に葬られることなく、ひっそりと人目を避けたところに埋葬されていると聞きます。亡くなった人をどれだけ慕うかによって、その人が生前行ってきた生き様が現れているようです。

墓地のエリア毎に年代を感じる、歴史散策

ビクトル・ハラのお墓は中央墓地入ってすぐにあり、生花が年中絶えないお墓は彼女の人気を今でもずいぶん感じることができました。 ビクトル・ハラのお墓は中央墓地入ってすぐにあり、生花が年中絶えないお墓は彼女の人気を今でもずいぶん感じることができました。

他にもチリの国民的歌手のビオレタ・パラや、ビクトル・ハラなど有名人のお墓にも多くの花や飾りがかけられて今も変わらない人気を感じることができます。中央墓地には、その他にも軍事政権中に虐殺された人や行方不明になった人々の共同墓地も作られています。敷地内の新しいエリアには、現在も亡くなった人を葬る場所があります。日本のように家族単位で葬るのが一般的ですが、中には同じ趣味を持った人同士が同じ墓地に入ったり、同じ仕事仲間で墓地に入ったりと、チリの墓地は形式に囚われずずいぶん自由なようです。敷地内を歩くと、エリアごとに年代も違い、それぞれのエリア毎の雰囲気が違うので鳥の声が響く中の緑豊かな墓地の散策はとても興味深いものでした。

関連情報

中央墓地の新しいエリアでは、棺桶を積み上げてはめ込んだスタイルをよく見かけました。まるで、亡くなった人が眠るマンションのようです! 中央墓地の新しいエリアでは、棺桶を積み上げてはめ込んだスタイルをよく見かけました。まるで、亡くなった人が眠るマンションのようです!

中央墓地 (Cementerio General)
https://www.cementeriogeneral.cl/

住所:Av.Prof. Alberto Zanartu 951, Recoleta Santiago.
開園時間:08:30-18:00
最寄駅:地下鉄2号線 Cementerio 駅

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2018/09/10)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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