密林によって隠された場所

失われた都市「シウダー・ペルディーダ」は小高い山の上にあり、ツアー3日目の早朝から向かいます。川沿いの山すそを歩き、川を渡り、そして苔生した階段を200段以上登ります。すると看板が現れ、シウダー・ペルディーダの入り口であることが記載されています。そこには石で作られた道沿いの壁、何かがあった形跡を残すように石が円形状に埋められて、いずれの石も先の階段のように苔に覆われていました。都市から人が去った後、長い間放置された印象を受けます。

幾重にも石を重ねて作られた壁や階段に生す苔 幾重にも石を重ねて作られた壁や階段に生す苔

ガイドの説明に耳を傾けて

同行するガイドからこのシウダー・ペルディーダの歴史と当時の文化「タイロナ文化」について説明が始まります。スペイン語と流暢な英語で話し、質問にはどんどん答えてくれます。石を置いて描かれた円の上には家が建てられていたこと、タイロナ文化では男女別の家に住んでおり、男性と女性のどちらの家であるのか、などの説明をしてくれます。このとき、蚊の大群が待っていますので虫よけ必須です。

座して残る文化の形跡

シウダー・ペルディーダの中を歩くと、当時の文明の片鱗が見られるものがあります。それは、いくつかある巨大な岩で、中には2m以上のものがあります。その表面は線が刻まれており、川や山の位置を示したこの都市の全体図を表しているそうです。その他の文明を表すものは墓荒らしによって持ち出され、残ってはいないそうで、残念です。

シウダー・ペルディーダに潜む人たち

山の頂上からはこの都市の全貌が見渡せるため、頂上に立ったとき、私は自分の後ろに十数人の人がいることに気づきました。全員が迷彩服を着ており、なんと軍隊が駐留していたのです。地形上、未だにゲリラの潜伏が可能であり、懸念事項であるのでしょう。しかし、彼らが駐留することでこの周辺の安全が確保され、外国人観光客を安全に招くことができる証拠でもあります。その4ではトレッキングで見られる面白いものを紹介します。(その4へ続く)