海と川に挟まれた不思議な線路

トロッコに乗ってコロンビア最古の線路を走る「ボカス・デ・セニサのツアー」。その後編です。トロッコが走る埠頭は沖合へ15kmも突き出ており、その左側にはカリブ海、右側にはマグダレナ川が迫っています。そのためトロッコが、水の上を走っているような感覚を得られます。例えるなら某ジブリ映画で、列車が海の上を走るシーンのような線路です。余談ですが、これに似ている場所はオーストラリア西部にあると言われています。乗り込んだトロッコは、細長い埠頭の先端を目指します。

人力でトロッコを動かし、対向車輌に道を譲る 人力でトロッコを動かし、対向車輌に道を譲る

力持ちのコロンビア人たち

トロッコは1時間に1本、ツアーとして催行されているのですが、線路が単線であるために行きと帰りのトロッコが向かい合い、道を塞いでしまします。さて、どうやって道を譲りあうのでしょうか。なんと片方のトロッコを人力で線路から降ろすという力技に出ます。乗客を降ろし、大人4人がかりでトロッコを線路から外し、上りと下りのトロッコがすれ違うことができます。

不思議な方法で釣りをする地元の人たち

埠頭の途中で線路は終わり、約1時間の自由時間となります。ほとんどの人が埠頭の先端にある灯台へ散策します。大きな岩を敷き詰めてできた埠頭は足場が悪く、その幅は5mくらいしかありません。そこでは数人が釣りをしていたのですが、持っているのは釣り竿でなく凧でした。凧揚げをして凧を繋ぐ糸の途中にさらに糸を繋げ、垂れ下げた糸の先に釣針を付けているのです。遠く離れた位置へ針を仕掛けられますね。釣果を尋ねると30cmくらいの魚を見せてくれました。

灯台から見えるカリブ海

埠頭の先端にある灯台からは、マグダレナ川の濁流が海に流れ込んでいる様がはっきり見えます。この場所は埠頭の根元から15kmも沖合いにあるので、潮の流れがいかに速いのかがわかります。自由時間の後、再びトロッコに乗って戻り、ツアーは終了です。巨大な川と海に挟まれたこのような場所に立つことはとても貴重な体験になるでしょう。さあ、コロンビア最古の線路を走るトロッコツアーに参加しましょう。