田舎の田舎にある世界遺産へ

南米コロンビアには、1995年に世界遺産に登録された「ティエラデントロ国立遺跡公園」という、西暦7世紀から10世紀頃に作られた地下埋葬所があります。ここは山奥の集落近くにあり、交通手段はバスのみです。訪れる方法は自力で行く、または大きな町の旅行代理店にツアーを申し込むの2通りです。しかし、たくさんの人が訪れる世界遺産でないのでツアーは催行されるかどうかも怪しいものです。今回、私は自力で訪れたのでその内容を紹介していきます。因みに、最寄りの村はコロンビアのカリからバスで20時間の場所にあるサン・アンドレスという村です。

山奥の世界遺産を目指して 山奥の世界遺産を目指して

山の奥へ奥へ進むバスとは

この村へ行くバスは小型のバンまたはトラックを改造したものなのですが、山間部の山の峰に道を作ったため、くねくねした山道をバスが通ります。そのためバスに酔ってしまうことが多々あるので酔い止めは必須です。向かっていた日は、前日から雨が降っており、さらに未舗装の山道をバスが勢いよく走るので、事故にならないか冷や冷やしました。

ネットでも探せない宿情報

南米ではどんな田舎であっても、観光地であればインターネット接続ができる宿があるものなのですが、サン・アンドレスにはインターネットができる場所が村にたったひとつしかない田舎でした。村は徒歩で30分ほど離れた上と下に分かれ、下の村は世界遺産の入り口があり、その周辺には中級から上級の宿が門を構えていたのですが、それほど活気がありません。上の村には安宿が2〜3軒とレストラン1軒、小さな商店が3つほどあり、帰りのバスの始発が上の村から発車していました。私はバス乗車を考えて、上の村にある宿を選択しました。

遺跡見学の手法は己の足のみ

とりあえず選んだ宿で世界遺産を訪れるための情報を尋ねると、地下埋葬所は大きく5つありその全てを徒歩で歩き回るというのです。おそらく、中級以上のホテルに宿泊すれば乗馬ツアーなどがあるでしょうが、基本的には山の斜面にあるあぜ道を通って徒歩で向かうらしいのです。どうやら、体力の自己管理が重要な世界遺産めぐりのようです。(その2へ続く)