残高をチェックして愕然

スキミング被害の情報共有の続きです。Aさんは久しぶりにインターネットで自分の口座を見たところ、自らATMを使って現金を引き出した記憶のある日以降、何者かによって現金を引き出されていました。その金額は1日の上限引き出し可能額であり、それは口座の現金がなくなるまで続けられていました。その結果Aさんは他国へ移動しても現金が引き出せず、またこの口座の記録からどこのATMで現金を引き出した際にスキミングにあったのか判断できたそうです。

スキミングに警戒!被害に遭わないためにEメールを利用せよ!(後編) スキミングに警戒!被害に遭わないためにEメールを利用せよ!(後編)

帰国航空券も買えない!どうする!?

被害にあったと気づいたら、そのカード発行会社であるクレジットカード会社または銀行へ問い合わせます。しかし、会社側は日本から送付する書類の必要事項を記入し、返送をするよう依頼してきました。旅行中、固定の住所を持たないAさんは郵便を確実に受け取れるホテルを探して移動し、書類を待つことに。地元のホテルでは郵便が届いてもすぐに連絡をくれません。それを懸念したAさんは日本人が経営する宿に宿泊しました。Aさんは書類を受け取り、それを記入・送付して日本へ到着を待つだけで2週間以上かかり、その間の資金は、たまたま持っていた別口座の預金を頼りに生活をしのいだそうです。

法律を調べ、被害を訴える

この件に関して、スキミングに気づかなかったAさんに落ち度がありますが、毎日、一日の現金引き出し上限金額を引き出されていることをカード会社側もモニタリングしているはずなのに、疑いもせず黙止であったことも問題です。交渉を電話で行っているAさん、それなりに自分で調べて訴えかけていましたが、カード会社は審議が終わるまで何も回答できません、の一点張りだったそうです。

審議の結果は?

スキミング被害を受け、カード会社と交渉した結果、Aさんは全額賠償してもらえたそうです。しかしながらATMで現金を引き出した際に、自動的にEメールで連絡を受けるようにしていれば、もっと早く防げたのではないかという結果にも至っています。海外旅行の際、カードを使って現金を引き出しているみなさん、海外での出金時にはEメールで毎回お知らせを受け取れるよう、自分の使うカードのサービスを調べてみましょう。