予備知識のない町にいってみよう

ハバナからキューバの東端サンティアゴ・デ・クーバを目指した旅のお話です。キューバきっての観光地トリニダードからサンティアゴまで、ビアスール社のバスで一気に行こうと考えていたのですが、所要時間が12時間と聞いて尻込み。とりえず中継地点のカマグウエイに行くことにしました。予定になかったので下調べもしてないし、ガイドブックもありません。ネット環境があまり整っていないキューバでは、現地でネットの情報を調べることも不可能です。まあでも、何とかなるでしょう。

カラフルな家々が軒を連ねるカマグウエイ旧市街 カラフルな家々が軒を連ねるカマグウエイ旧市街

牛の牧畜が盛んなキューバ中部

カマグウエイまで5時間半のバスの旅です。車窓から見えるのは、広大な牧草地に放牧されている牛、牛、牛…。牛の絵が描かれた看板もよく見かけたので、この辺りは牧畜が盛んな地域のようです。これだけの牛が飼われているのに、ハバナでは牛肉も新鮮な牛乳もほとんど見かけませんでした。よく見る肉は豚か鶏、牛乳は加工された粉ミルク。ハバナで泊まったカサ(民宿)のお母さん曰く、牛肉やロブスターは高くて、まず外国人用のホテルやレストランに卸されるのだそうです。

他のツーリストと客引きが頼り

定刻にカマグウエイに到着しました。バスターミナルは中心部から4kmと離れているので、あとでまた来るのは面倒です。着いた足で翌日のサンティアゴ行きのバスを予約しました。また、同じバスで着いたバックパッカーらしき白人の青年のスマホに入っていたカマグウエイの地図を写真に撮らせてもらって、一応地図もゲット(デジカメって便利ですね)。宿の当てもなかったのですが、バスターミナルにいたカサ・パルティクラールの客引きに宿の値段などを確認して、その中のひとりについていくことにしました。

築140年のコロニアル建築に泊まる

案内されたカサは、旧市街の中心に位置するイグナシオ・アグラモンテ公園のすぐそばという好立地。築140年のコロニアルな建物で天井が高く風がよく通り、床のタイルも素敵でした。歴史のある建物に泊まれ、そこに暮らす普通のキューバ人家庭の生活の様子も垣間見えるカサ・パルティクラールでの滞在は、キューバを知る手段の一つとしてもおすすめです。さて、カサのお母さんに旧市街の地図を借りて、世界遺産の街カマグウエイの散策に出かけるとしましょう。(後編に続く)