キューバで「1日1ロブスター」

情熱みなぎるラテンの島キューバ。首都ハバナで日本からの友人と合流し、浮世の面倒なあれこれを忘れてしばしの休息に祝杯を挙げました。キューバ随一のビーチリゾート、バラデロに移動してからも、カリブの強い日差しの下、ビールや濃いモヒートを空けまくり、屋台のシーフードに舌鼓を打つ日々。特に立派なロブスターが驚くほど安かったので、「1日1ロブスターだね!!」と連日夕食にはロブスターのグリルを食べていました。そして世界遺産の古都トリニダードに着いて、しつこくも(笑)ロブスターを食べた日の夕方、友人に異変が起きたのです。

海外で旅人の救急病院入院につき添った体験 その1・キューバのトリニダードにて 海外で旅人の救急病院入院につき添った体験 その1・キューバのトリニダードにて

「大丈夫」といいながら症状が悪化していく恐怖

友人は夕方から何度かトイレで吐き、ちょっと熱っぽくてだるいというので、その夜は出かけずに部屋で休むことにしました。トリニダードではキューバ人の家に民泊していたので、あまりにひどそうだったら宿の人に相談しようと思っていました。夜になって「なんだか手足が痺れてきた・・」と友人が言うので、さすがに大家さんに病院に連れて行ってもらおうとしたのですが、「多分大丈夫。もうちょっと様子みてみる・・」というのでまんじりともせずに横で待機。そして夜中、「なんだか顔まで痺れてきた・・」というのです。手足はカチカチに固まっています。やばいよやばいよ(泣)。慌てて、すっかり寝静まった大家さんを大声で起こし、救急車を呼んでもらったのでした。

インターナショナルホスピタルへ搬送

足先が固まって歩けない友人は、大家さんと救急車のドライバーに抱えられて車に乗り込み、私も一緒に深夜の旧市街を病院に向かいました。着いた先は「インターナショナルホスピタル」。夜勤の女医さんに、彼女の症状の変化とこれまでの食事や行動について私が説明しました。女医さんいわく「キューバの屋台でロブスターなんか食べちゃダメよ。キューバ人も絶対そんなところじゃ食べないわよ」。しかし、旅行中まったく同じものを食べていた私はピンピンしています。後で友人は、出発前は休みを取るために連日残業で、ヘロヘロな状態でキューバにやってきたのだと白状しました。疲労で抵抗力も免疫力も弱りまくっていたのですね。

安心できる病院と女医さんでよかった!

その病院はとても清潔で、見立ても治療も適切でした。注射と点滴を打ってもらってしばらくすると、友人のカチカチだった手足が柔らかくなり、寝息も穏やかになりました。そのまま翌日のお昼まで処置室のベッドで点滴を受け、薬を飲んで退院となりました。内心最悪の状況まで考えていたので、元気になって本当によかった!!友人は海外旅行保険に入らずに来たので200ドルほどの実費を払いましたが、帰国後、クレジットカードの保険で全額補填されました。それから一年ほど、彼女はエビが食べられなかったそうです(笑)。【教訓】出発前は体調を整え、旅先に着いたら無理しないこと。体調が悪くなったら我慢せずに、早めに現地の誰かに相談すること。