- 風間真治
- ドミニカ共和国(サント・ドミンゴ)在住の会社員。ドミニカ共和国全土及びカリブ海の島々を仕事でもプライベートでも精力的に飛び回り様々な島の魅力を体験。基本は「考えるより先に行動」をモットーに自分軸を大事に生きている。
出発エリアをに変更しました。
写真はドミニカ共和国にあるメジャーリーグアカデミーのもの。メジャーでも29球団のアカデミーがここドミニカに進出してドミニカ選手発掘に力を入れています
ドミニカ共和国というと皆さん何を連想させるでしょうか? 地球儀で言うと日本と真反対に位置する、カリブ海に浮かぶこの島の情報は、日本ではまだまだ少ないかもしれません。が、サミー・ソーサと言えば知っている日本人も多いのでは? そう、サミー・ソーサは現役大リーガーで、今シーズンにメジャーリーガーでも5人目となる通算600号のホームラン記録を樹立した、メジャーを代表する大リーガーです。彼はドミニカ共和国出身。このサミー・ソーサをはじめとして、現在、ドミニカ共和国はメジャーでも多くの選手を輩出しており、別名「メジャーリーガーのゆりかご」とも言われる、メジャー候補生を多く抱える野球の盛んな国なのです。
写真はサントドミンゴにあるキスケージャ球場。夜になると周辺一体にナイターの光を放つのでウィンターリーグのシーズンは町のシンボル的存在
ドミニカ共和国でも国技である野球というスポーツ。今年も10月の17日よりいよいよウィンターリーグが開幕するとあって、野球っ子はざわついています。
ドミニカ共和国にある6球団が各チーム25試合づつのリーグ戦を行い、年明けからのチャンピオンシップで最終的なリーグ優勝を決めるというもの。1月末一杯まで国をあげて盛り上がります。更に優勝チームは他のラテン諸国の代表チームと共に2月からカリビアンシリーズというトーナメントでラテンNo.1チームを決める大会に参加するのですが、今年のカリビアンシリーズの開催地はドミニカ共和国ということで、例年より盛り上がり必至の状況です。
写真はAguilas(アギラス)ファン。アギラスファンは別名「アギルーチョ」、リセイファンは「リセイスタ」とも呼ばれドミニカ野球ファンの大半を占める
ドミニカ共和国で人気を二分する首都サントドミンゴのLicey(リセイ)と、第二の都市であるサンチアゴにあるAguilas(アギラス)の試合は特に注目のカード。ドミニカのほぼ全国民はこの2チームのどちらかを応援していると言っても過言でないぐらい人気のある両チーム。特にウィンターリーグも終盤に差し掛かってくる12月以降は、とにかくこの対決は盛り上がります。日本で言うと巨人VS阪神戦をより熱狂的にさせたと言えば分かりやすいでしょうか。ドミニカ旅行で野球を見るなら、この両者の試合の日程に合わせて来る事をお勧めします。
最前列で応援の盛り上がりも肌で感じることができます
ドミニカ野球を見る際は、パルコスAと呼ばれる前列席を狙ってチケット購入してみることをお勧めします。前列席でも日本ほど高くはなくRD$500(約\1,500〜¥1,600)という所。日本の球場と異なり球場と応援席を隔てるネットがなく開放的な球場。またドミニカ人選手の多くは、非常に陽気で、話しかければ気軽に応えてくれるような選手も多い。写真に撮られることも大好きなドミニカ人なので、写真撮影を頼んでみるのもお勧めです。カリビアンシリーズも開催される今年のドミニカ野球! ドミニカ旅行の際はぜひ球場に足を運んでラテンの野球文化を楽しんでみてください!
球場の中ではドミニカ野球の歴史を綴る様々な資料が壁に飾られています
■サントドミンゴ球場情報
Estadio de Quisqueya (キスケージャスタジアム)
住所:Calle San Cristbal, casi cerca de Tirrandentes
Plaza De la Salud, Santo Domingo Dominican Republic
Tel : 809-540-5772
収容人数:約3万人
チケット値段:
パルコスA席:RD$500
パルコスAA席:RD$250
パルコスB席:RD$200
パルコスC席:RD$200
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/10/10)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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