- 風間真治
- ドミニカ共和国(サント・ドミンゴ)在住の会社員。ドミニカ共和国全土及びカリブ海の島々を仕事でもプライベートでも精力的に飛び回り様々な島の魅力を体験。基本は「考えるより先に行動」をモットーに自分軸を大事に生きている。
出発エリアをに変更しました。
カーニバルのパレード写真。ドミニカ共和国は派手な原色が多いのが特徴的
別名「謝肉祭」とも呼ばれる二月頭から世界各地で行われるカーニバルはその語源は中世ラテン語の「carnelevarium(肉を断つ)」という意味から来ています。4月のキリスト復活祭の前に一時的に肉を食べる事が宗教上制限される時期があるのですがその期間に入る前の感謝際という意味があります。そして住民の94%がカトリック教徒であるドミニカ共和国でも二月より約1ヶ月間、全国的にパレードが行われます。ドミニカ共和国と言えばとにかくラテン諸国というより世界でも格段に陽気な国として有名!自分も毎年パレードを見に行ってますがその盛り上がりは想像以上です。
ラ・ベーガのカーニバルの様子。とにかく盛り上がりは凄いものがあります
ドミニカのカーニバルは、2月の毎週日曜日及び2月27日の独立記念日に行われますが特に観光でお勧めなのは盛り上がりが最高潮に達してくる2月の第3、第4日曜日近辺です。首都のサントドミンゴ、第二の都市であるサンチアゴをはじめ全国で行われ、派手な衣装とメレンゲのリズムに揺られてパレードが繰り広げられる。そして中でもそのカーニバルの規模と盛り上がりで全国的に有名なのがサントドミンゴからバスで約90分、サンチアゴから約30分ほどの場所にある“ラ・ベーガ(La Vega)”のカーニバルでここはドミニカ国内各地だけでなく海外からも多くの見物客が毎年訪れています。
“ディアブロ”と呼ばれるどこか愛嬌のある鬼達
ドミニカ共和国のカーニバルにおける主役は何と言っても牙をむきだし大きく開いた口に二本の長い角、そして大きな耳をもつお面をつけた“ディアブロ(Diablo)”と呼ばれる鬼達。ディアブロ達はカーニバル内を縦横無尽に行進しますがこのディアブロは“べヒーサ(Vejisa)”と呼ばれる袋にボールが入ったものを振り回しこれでランダムに見物客を片っ端から引っぱたいていきます。油断していると後方からガツン!とやられるのですがこれが結構痛いんです。ただしこれで体内に宿る悪魔を追い払う効力があるのだとかで叩かれたらご利益があるかもしれません。
ラ・ベーガのカーニバル会場ではチームごとにブースを設けDJが音楽をかけて野外ダンスイベントのような雰囲気
ドミニカ共和国のカーニバルはコンクール形式で仮想力や踊り、企画などで100チーム以上の団体が競いあいます。チームによってはその年のカーニバルが終了した翌日から既に来年のカーニバルに向けて企画を話し始めるという輩もいるぐらいの熱の入れようです。外国人の部もあり過去は日本から来ているJICAの皆さんを中心にしたチームが神輿をかついで受賞したこともあるとか。ドミニカ共和国のカーニバルはとにかくその陽気さでは世界トップクラス!ドミニカ共和国最大のイベントであり一見の価値があるのでこの時期にぜひドミニカに遊びに来てみてください。
朝は6:30が始発、夜の最終は20:00で1時間おきに毎日運行しています
■Metro Bus(サントドミンゴ)
住所:Av. Winston Churchill Esq. Francisco Prats Ramirez Santo Domingo Dominican Republic
Tel : 809-227-0101 / URF : http://www.metroserviciosturisticos.com
■Metro Bus(サンチアゴ)
住所:Autopista Durate Esq. maimon Santiago Dominican Republic
Tel : 809-582-9111
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/12/25)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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