ジャングルの中にあるピラミッド

ピラミッドと言えば、エジプトが有名ですが、中米のマヤ文明もピラミッドを築いたことで知られています。その最大の遺跡がティカルです。メキシコのアステカ文明もピラミッドを建設しています。ところがこちらもエジプトと同様、乾いた場所に建てられています。ティカルが独特なのは、ジャングルの中にある点です。そんなピラミッドはいったいどんななのだろう? これがティカル遺跡に行きたかった一番の理由です。ティカル遺跡のそばにはホテルがありますが、値段が高いので、多くの旅行者が宿泊するのが、フローレス島です。バスは本土のサンタ・エレーナに泊まりますが、そこからトゥクトゥクに乗って、橋でつながったフローレス島に行くのです。フローレス島は直径が300メートル程度の島で、歩いてどこへでも行けるので便利です。しかも島の入口にはゲートがあって、治安もいいので安心なのです。

ティカル遺跡(世界遺産) ティカル遺跡(世界遺産)

フローレス島でしておきたいこと

フローレス島には、ホテルや旅行会社、レストラン、カフェもそろい、島全体が観光地となっています。夕方にはペテン・イツァ湖畔をそぞろ歩きます。昼間はかなり暑いのですが、日が沈むと涼しくなって、散歩するには最適ですね。旅情ムード満点です。これも治安がいいからできること。グアテマラの都市部では、夜のそぞろ歩きなど考えられないですから。橋のたもとにあるBBQレストランでは、炭火でチキンを焼いています。テーブル席に座って焼きたてのチキンを頬張りながら、これもチキンマークのビール「gallo」で流し込む。至福の夜が過ごせました。その前に、旅行会社で、ティカル遺跡ツアーに申し込んでおきましょう。そして次に移動する先のチケット手配も忘れずに。フローレス島からは、隣国のベリーズやメキシコのパレンケに向かうチケットも扱っています。

鳥たちのさえずるジャングルの中に…

翌朝は、いよいよティカル遺跡ツアーです。日の出を見るために、午前3時過ぎに出発するツアーもありますが、僕は朝8時出発のツアーにしました(往復で1000円弱)。朝食(Desayuno)を食べたかったからです。グアテマラの朝食は、トウモロコシのパン、トルティーヤに、豆を煮たフリホーレス、揚げバナナ、サワークリームにスクランブルエッグが定番で、とくにフリホーレスが最高においしいのです。さて、ティカル遺跡までは1時間ほど、入場料が2000円強と高めです。駐車場からジャングルの中を歩いていきます。鬱蒼としたジャングルなので、こんなところに遺跡があるのか半信半疑になります。鳥の鳴き声が響いています。やがてパッと視界が開けて、ピラミッドが姿を現します。苔むした神殿群に時間の流れを感じます。今から1000年以上前、ここは都市だったのです。そう思うとため息が出ます。ジャングルの中のピラミッドは、予想どおりに圧巻でした。