サン・ペドロ・ラ・ラグーナは極楽気分

「アティトラン湖周辺の村」その1からの続きです。アティトラン湖は、東西14キロ、南北6〜10キロの広さで、四角がややひし形に崩れたかたちをしています。中心となるパナハッチェルと周辺の村々とはボートで結ばれています。周囲に道もあるのですが、山がちな地形ですので、村と村との行き来をするのは、バスよりボートのほうが便利なのです。それに険しい山岳の道では、まれに山賊が出る場所もあり、場所によっては地元の人ですら往来しません。各村は至って平穏、安全なのですが…。パナハッチェルの次に大きな村が、サン・ペドロ・ラ・ラグーナでしょう。パナハッチェルからスピードボートで25分程度の対岸に位置しています。パナハッチェルほど賑わっていませんが、手頃な値段のゲストハウスやレストラン、カフェ、旅行会社などなんでもそろっており、滞在すれば、静かで極楽気分です。だからでしょうか。多くの外国人旅行者たちが長期滞在しています。

サン・ペドロ・ラ・ラグーナの青空市場 サン・ペドロ・ラ・ラグーナの青空市場

おすすめホテルとおすすめカフェ

個人的にお勧めしたいホテルが『Gran Sueno』です。船着場から少し上がって、十字路を左折、3分くらいのところにあります。料金はダブルで20ドルほど。部屋によってはアティトラン湖と山が見えます。2016年の夏にここを日本人の友人に紹介したら、大変良かったとメールをくれました。屋上もあり、周囲を見渡せる眺望の良さも自慢です。オーナーもとても親切です。ホテルの前の湖岸では、赤く熟したコーヒー豆の天日干しが行われています。一般的に、「グアテマラ人はおいしいコーヒーを栽培するが、コーヒーのおいしい飲み方を知らない」と言われています。産出国にもかかわらず、それほどおいしいコーヒーに出あうことが稀なのですね。ところがこの村では、抜群においしい店があるのです。それがフランス人がオーナーの「CRISTALINAS CAFE」。船着場からまっすぐ登った左側にあるお店です。ぜひ飲んでみてください。

サン・ペドロ・ラ・ラグーナはゴミのない村

このカフェで知り合ったのが、日本人の通称カバさんでした。元はJICAの仕事で来たのですが、すっかりこの村が気に入り、屋台の焼鳥屋をやっています。そんなカバさん、週末にはこの村のとあるお店で、歌手として活躍していました。サン・ペドロ・ラ・ラグーナは、歩いてみると結構広いです。地元の先住民たちが集まる青空市場が村の中心なのですが、湖畔や眺めのいい場所に、ゆったりとしたカフェが数多くあります。そんなカフェでは、昼寝をする人もいるほどで、のどかで気持ちがいいのですね。湖畔の芝生の上では、スペイン語の青空教室が開かれ、乗馬を楽しむ人や、湖にはカヌーで行き交う人たちも見られます。「Save the earth」と書かれたゴミ箱があちこちにあるせいか、ゴミがほとんど落ちておらず、清潔さが、この村のレベルの高さや治安の良さを物語っているようでした。そんな村なら、長居したくなりますよね?(その3へ続く)