芸術的な壁画が残る「カカシュトラ遺跡」と石の水がめがある「ショチテカトル遺跡」へ

メキシコ・カカシュトラ・遺跡の現地ガイド記事

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芸術的な壁画が残る「カカシュトラ遺跡」と石の水がめがある「ショチテカトル遺跡」へ

掲載日:2008/12/11 テーマ:遺跡 行き先: メキシコ / カカシュトラ ライター:しなのゆめみ

タグ: すごい! 遺跡 歴史



ABガイド:しなのゆめみ

【メキシコのABガイド】 しなのゆめみ
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メキシコ在住。人生の半分をメキシコで過ごしてきてしまった。メキシコの唐辛子の辛さとメキシコのお菓子の甘さのようなメキシコ人生、これからも続くかな?私にとってはメキシコは第二の故郷?!そのメキシコを心を込めて紹介しま〜す。

戦闘の壁画。それは、ジャガー戦士団と鷲戦士団の戦いであり、勝ち組はジャガー団でカカシュトラの住人オルメカ−シカランカ人であり、負け組みは鷲団であるがマヤ人であるという説もある 戦闘の壁画。それは、ジャガー戦士団と鷲戦士団の戦いであり、勝ち組はジャガー団でカカシュトラの住人オルメカ−シカランカ人であり、負け組みは鷲団であるがマヤ人であるという説もある

メソアメリカ文明随一の芸術的壁画のカカシュトラ遺跡

1975年まで丘の上の畑であった場所で発見された壁画のカカシュトラ遺跡は、ソチカルコと同時代の遺跡で防衛を考えて作られている。ここの最大の見どころは、メソアメリカでマヤのボナンパック遺跡と並んで、とても色鮮やかな壁画である。壁画や建造物を保護するために大基壇全体を11000平方メートルの屋根で覆っている。そこに描かれた戦いの絵は長さ22mにも及ぶ。その他、金星に関係のある男女の絵、赤い神殿と名づけられたトウモロコシとカカオの木なども描かれた絵、建造物の人物像の絵など、大変鮮明で濃い赤や青の色を基調に描かれている。それは、その絵の意味を解釈するのと同時に1300年もの昔の芸術壁画であると言えるだろう。

 

ショチテカトル遺跡。水がめ(蛇の建造物)から花のピラミッドを望む。なぜ蛇の建造物と呼ばれるか?それは水がめの中に蛇の形の石彫があったからという説があるらしい ショチテカトル遺跡。水がめ(蛇の建造物)から花のピラミッドを望む。なぜ蛇の建造物と呼ばれるか?それは水がめの中に蛇の形の石彫があったからという説があるらしい

ショチテカトルは紀元前300年の都―それをカカシュトラの住民が再利用

ショチテカトルは紀元前700年頃には都が作られた、つまりこの遺跡は先古典期の古い都であった。最初に繁栄したのは、紀元前300年の時代であったが、紀元100年頃には、ポポカテペトル火山の噴火とテオティワカンの繁栄で人々はこの地を放棄してテオティワカンへ移住していったのだろうと。後に、古典期後期にカカシュトラの住人が、廃墟の建造物を再利用して都とした。花のピラミッドの前には一枚石で作った二つの大きな水がめがある。もちろん宗教的意味があったものであろう。一つはハートの形をしている。もちろん水を張り、星の観察をしたと言う説もある。夜空の星が美しくかめの水に映ると。

 

ショチテカトル遺跡。らせん状ピラミッドの上から花のピラミッドを望む。このらせん状ピラミッドの上に十字架が建っている ショチテカトル遺跡。らせん状ピラミッドの上から花のピラミッドを望む。このらせん状ピラミッドの上に十字架が建っている

遺跡は過去の宗教センターであったが、今なお、現在の人々の神を祭る場所でもある。

ショチテカトルのピラミッドの一つ、らせん状ピラミッドの頂上には植民地時代からキリスト教の十字架が立てられている。ショチテカトルのピラミッドには、豊穣の女神Tlazolteotlを祭ったと言われている。花のピラミッドはテオティワカンの月のピラミッドと同じくらいの大きさでメソアメリカ文明の中でも大きなピラミッドの一つである。3月21日の春分の日、多くのメキシコ人がこの遺跡に巡礼にやってくる。

 

ショチテカトル遺跡。見えるピラミッドは丸い形のらせん状ピラミッド。ポポカテペトル山は日本人にはメキシコ富士とも言われる、活火山でいつも煙を立ち上らせている。隣の山がイスタシワトゥル山、眠れる美女と言う ショチテカトル遺跡。見えるピラミッドは丸い形のらせん状ピラミッド。ポポカテペトル山は日本人にはメキシコ富士とも言われる、活火山でいつも煙を立ち上らせている。隣の山がイスタシワトゥル山、眠れる美女と言う

この二つの遺跡から眺めるポポカテペトル山とイスタシワトゥル山が素晴らしい!

メキシコで二番と三番に高い、人々に昔から畏敬の念で親しまれ、伝説もある二つの山ポポカテペトル(約5,452m)とイスタシワトゥル(約5,286m)が遺跡から最高に美しく見えます。反対側には、マリンチェ山(約4,503m)も見えます。高い山は昔から、神聖な場所として崇められてきた。トラロック山は、発掘が進み、多くの考古学遺物が発見されている。遺跡は小高い丘の上にあるので、トラスカラ−プエブラの豊沃な大地が見渡せる。それは、これらの火山の高い山の水の恵みであろう。この盆地には、大昔は広い湖もあったと考えられている。

 

カカシュトラからショチテカトルまでの道。遠くに見えるのが花のピラミッド。カカシュトラの丘を下り、またショチテカトルの丘に登る道 カカシュトラからショチテカトルまでの道。遠くに見えるのが花のピラミッド。カカシュトラの丘を下り、またショチテカトルの丘に登る道

【関連情報】

■カカシュトラ、ショチテカトル遺跡への行き方
車で行く場合―メキシコシティからプエブラに向かう高速の途中で、遺跡への看板を見かけたら、高速を出て遺跡に向かう。高速を走って行くと左手に遺跡が見える。メキシコシティから約1時間40分
バスで行く場合―メキシコシティの東バスターミナルからトラスカラ行きのバスでトラスカラまで行く。所要時間約1時間50分。トラスカラからまた引き返すような形になるが、ローカルバス、乗り合いコンビで約30分、カカシュトラの遺跡と運転手に伝えておくと、遺跡に近い場所で降ろしてくれる。そこから村を抜けて丘の上にある遺跡まで15分ほど歩く。
カカシュトラ遺跡とショチテカトル遺跡は、同じ入場券で両方見られる(46ペソ)が、カカシュトラ遺跡の山からショチテカトル遺跡の山まで歩いていくと約50分。ちょっとしたハイキングコースである。両方見る価値大いにあり。

 
 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/12/11)
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※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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