テキーラはどうやって造る?

世界遺産の「テキーラの畑と蒸留工場」へ行くツアー・その1からの続きです。アガベの収穫は、植えてから7〜8年後。育ったなと思えると、「コア」と呼ばれる専用のシャベルのようなもので、葉を切り落とし、根元を掘ります。葉を切って掘り出されたアガペの形は、ちょっとパイナップルのようですが、重さは50kgほどあるとか。アガベは生えているときは葉がかなり目立つので、この葉は使わないのは驚きでした。この収穫されたアガベは炉に入れられ、高温で48時間かけて蒸し焼きにされたあと、今度は24時間かけて自然に冷まします。茶色く発酵したアガベは、糖分が出てきてとても甘くなります。次にこれを機械で絞って、絞り汁を取り出します。この段階ではくせがある甘いジュースのようです。たとえていえば、サトウキビジュースみたいなものでしょうか。工場にはこれらの途中の過程のものがあり、それぞれ味見させてくれますよ。

葉を切り落としたアガベはパイナップルのよう 葉を切り落としたアガベはパイナップルのよう

樽で寝かせる期間により、味がちがう

さて、そのあとが蒸留です。最初の蒸留ではアルコール度数は75度ぐらいですが、それを次に55度ぐらいにし、最終的には38度するとか。できたばかりの蒸留酒ですが、それを木製の樽の中で数ヶ月から数年寝かします。樽の中はあらかじめ、煙で燻してあり、それが風味につながるそうです。また、どのくらい寝かせるかで味が変わります。たとえば「ブランコ Blanco」は製造されてすぐに瓶詰めされたもの。「レポサド Reposado」は2か月から1年未満を樽で寝かせたもの、「アニェホ Anejo」は1年以上寝かせたもの、となっています。並んだ樽からは、燻された木の匂いが伝わってきます。工場の中には、瓶に貼るラベルを作る機械や、瓶の栓の部分を作る機械もありました。さあ、ここでみんなのお楽しみの試飲タイムです!

みんなのお待ちかね。テキーラを呑む

6種類の瓶が並び、説明を聞きながら、ちょびっとずつテキーラの試飲です。ほんの少しずつですが、それでも6種類飲むと、ショットグラス1杯分かそれ以上になります。なので、試飲の後はほんのりと酔った感じになりますね。アルコールに対しての個人の強さにもよりますが。まだ朝11時ぐらいなのにいい気分です(笑)。確かに「レポサド」などは、スモークの風味がわかります。試飲が終わった後は販売ですが、私はまだまだ旅行中なので、さすがに大瓶を買う気にはなれず、小さなミニボトルを2つ購入しました。(その3に続く)