メキシコの高原地帯にある、銀の採掘で栄えた世界遺産都市

メキシコ中央高原北西部にある地方都市グアナファトは、16〜18世紀の面影を残したコロニアルシティで、その景観は世界遺産にも登録されています。銀の産出で大いに栄えた町なので、市内には立派な建物が多いのですが、今回紹介するのはそうした華やかさとは無縁の場所。ただし、怖いもの見たさの観光客には大人気という観光スポット、「ミイラ博物館」です。「メキシコでミイラ?」と思う方もいるかもしれません。ミイラというと、どうしてもエジプトのミイラのように、「王家の者に防腐処置を施して‥」といった姿を想像しますが、このグアナファトのものはそうではありません。この地域は銀が産出されるように鉱物をたくさん含んだ土壌で、それに乾燥地帯という条件が揃うと、ふつうに埋葬した死体がミイラ化してしまうのだそうです。

怖いもの好き必見! ミイラがずらりと並んだ珍しい博物館 怖いもの好き必見! ミイラがずらりと並んだ珍しい博物館

とにかくミイラだらけの博物館。怖いです!

町の中心部からバスで15分ほど。丘上にある公共墓地に隣接して、このミイラ博物館はあります。人気の観光スポットらしく、駐車場は車でいっぱいでした。適当な人数が集まるのを待ってガイドが現れ、中はそのガイドによるツアーで回ります。ただし、説明はスペイン語のみなのが残念。博物館の中はミイラ博物館の名前通り、入り口から出口まで100体以上のミイラが並んでいます。老人から子供まで年齢も性別も様々なミイラ。穏やかな表情のものもありますが、口を開けて叫んでいるようなものもあり、ひとりで見ていたら絶対に怖くなってしまいますね。いや、ツアーで回っていても、怖いと思う人は多いと思います。

ガイドはスペイン語だが、説明書きには英語もあるので安心

ガイドの説明はスペイン語ですが、人気の観光地なので説明書きには英語も併記されてます。なので、スペイン語がわからなければ、そちらを読んでみたほうがいいでしょう。最初はガイドの説明を聞く輪に入っていた私ですが、次第にそれを離れて、説明書きを見ながら進むようになりました。後半になると周りのメキシコ人観光客も、次第に思い思いに見ている人も多くなってきました。(後編に続く)