東洋人のミイラもある!

「グアナファトのミイラ博物館」前編からの続きです。ミイラの中にはもう服が無くなって裸のものもありますが、まだ背広やドレスなどの服が残っていて、生前の姿が偲ばれるものもありました。また、ミイラの中に「チャイナ・ガール」と名付けられたものが。説明書きには「19世紀後半のもので、おそらく中国人か韓国人か日本人か‥。当時の移民ではないか」と書かれていました。遠い異国で亡くなり、その後は誰も墓を守る人もいなくなったのでしょうか。

着ているものから生前の姿が偲ばれるミイラ 着ているものから生前の姿が偲ばれるミイラ

死者の記念撮影とは?

また、19世紀末から20世紀初頭に流行った「死者の記念写真」のコーナーも怖いです。当時、写真撮影は珍しいものだったので、人が亡くなった時に初めて故人の写真を残すことも珍しくありませんでした。一見、目をつぶって寝ているように見えても、実はすでにこの世を去っていると気づくと、ゾッとするものがあります。その一方で、現代のメキシコ人観光客の中には、館内のミイラとツーショットで写真を撮っている人も多く、「怖くないんだ」と文化の違いも感じます。

博物館を出ると、グアナファト名物の物売りが

博物館を出ると、さきほどまでの陰鬱さから開放され、メキシコの陽光が降り注ぎます。物売りがどっと押し寄せ、いきなり日常に引き戻されました。物売りが持っているのは、グアナファト名物の「ミイラ飴」です。これは服やソンブレロ(帽子)を付けたミイラの形をした砂糖菓子です。飴ですが、割と壊れやすいので、日本に持ち帰るのにはひと苦労かもしれません。それにしても、陽気なミイラの形というのが、メキシコ的な発想ですよね。

ミイラ博物館への行き方

このミイラ博物館、入場は毎日9:00〜18:00で、入館料は56メキシコペソ(約400円)。写真撮影には別途21メキシコペソ(約150円)かかります。博物館への行き方は、市内のイダルゴ市場前のロータリーから「Momias(ミイラ)」と行き先が書かれた、ミニバンが出ています。料金はひとり50円程度。タクシーなら300〜400円程度の料金で行けるでしょう。それでは、怖いもの見たさのあなた。グアナファトに行ったら、ぜひこのミイラ博物館に行ってみてくださいね!