ロマンチックな伝説がある「口づけの小道」

「メキシコの世界遺産・グアナファトの見どころ」その2からの続きです。レフォルマ公園を過ぎ、フアレス通りを100メートルほど進むと、通りはほぼ直角に左へ曲がります。曲がる前に、この角から右側へ入っていく小道に寄り道してみましょう。細い小道の両側には、土産物屋が沢山並んでいるのでわかるはずです。この小道を進むと間もなく、左側に狭い石段の道が見えてきます。昼間なら観光客でいつも人だかりがしているので、迷うことはないでしょう。これが「口づけの小道」と呼ばれている場所。グアナファト旧市街の中には、家と家とがくっつきそうな細い道があるのですが、ここは特に狭くなっているところで、向かい合って建つ家の2階のバルコニーが接近しています。ここには双方の家の息子と娘が恋をして、身を乗り出して口づけを交わしていたという伝説があるんですよ。そんなロマンチックな言われもあって、グアナファトを訪れる観光客が必ず訪れる場所のひとつになっています。

奥に見える狭い石段のあたりが「口づけの小道」。確かに2階のバルコニー同士は近い! 奥に見える狭い石段のあたりが「口づけの小道」。確かに2階のバルコニー同士は近い!

バシリカ前の広々としたラパス広場

再びフアレス通りを進みます。左に直角に折れた道は、50メートルも行かないうちに、またほぼ直角に右に折れます。このあたりから少しずつ道が広くなり、100メートルほどで大きな教会があるラパス広場に出ます。この教会は「バシリカ」と呼ばれている町のランドマーク的な存在で、おそらくグアナファトで一番大きな教会です。ラパス広場に面して、大きな銀行やカフェテラスが並んでいます。このバシリカの夜のライトアップはきれいですよ。ここで道がいくつかに分かれますが、人の流れに従ってバシリカの右側にある下りの道を行きましょう。特に夜は人が多いので、自然にそちらに足が吸い寄せられていきます。

マリアッチ楽団も登場する夜のラウニオン公園

バシリカからの下りの道沿いにはショップや旅行会社が並んでいます。2分ほどで、左側に小さなラウニオン公園のあるところに出ます。ラウニオン公園は、先に紹介したサン・フェルナンド広場同様、レストランがびっしりと並んだところです。このラウニオン公園(といっても緑地は少しあるだけですが)の周辺は、昼から観光客が集まるところですが、にぎやかになるのは夕方から夜にかけて。公園の周りにあるレストランで食事をする観光客でいっぱいになるのです。そして、その間をマリアッチの楽団が何組も演奏をしています。このにぎわいは、まさに「ザ・観光地」という感じです。(その4に続く)