100年前に完成した豪華な劇場

「メキシコの世界遺産・グアナファトの見どころ」その3からの続きです。このラウニオン公園のレストラン街を過ぎて、すぐ右側に見える立派な建物は、1903年に完成した「フアレス劇場」です。エキゾチックなアラブ風の装飾も混じった華麗な装飾は、メキシコにある劇場の中でも美しさではトップクラスだとか。夜のライトアップもきれいです。週末を中心に演目が上演されていますが、月曜日以外の昼間や、演目がない日の夜は劇場のみの見学もできます。座席部分はもちろん、1階のロビーや2階の休憩室などもじっくり見てみましょう。

美しさでは、メキシコでもトップクラスの「フアレス劇場」 美しさでは、メキシコでもトップクラスの「フアレス劇場」

フアレス通りの先にある「ドン・キホーテ肖像美術館」

フアレス通りは、ここからデソペナ通りと名前を変えてフアレス劇場の先まで延びています。残るこの先の見どころには、「ドン・キホーテ肖像美術館」があります。博物館の前に作者のセルバンテスの像があるので、それが目印です。中にはその名の通り、ドン・キホーテにまつわる絵画や彫刻、陶器、タペストリー、装飾品、切手など、とにかくドン・キホーテに関係するあらゆるものの展示がされています。グアナファトとセルバンテスは直接関係ありませんが、グアナファトでは毎年10月に、このスペインの文豪の名を冠した「国際セルバンテス祭」が行われ、期間中はコンサートや劇などが上演されています。

グアナファトの博物館も訪れてみよう

今まで紹介したフアレス通り沿い以外にも、グアナファトの見どころはあります。フアレス通りの一本北側を、フアレス通りとほぼ並行した通りがあり、そこには3つの博物館とひとつの大学があります。グアナファト大学の歴史は古く、1732年にイエズス会の学校として創立されたのが始まりです。今は州立大学で、中に入らなくても、印象的な入り口の長い階段は見ておいたほうがいいでしょう。このグアナファト大学から、今度はその前の通りを、西へ向かってみましょう(イダルゴ市場方面へ戻る感じになります)。最初にある「プエブロ博物館」は、かつてのグアナファトの鉱山経営者の家を博物館にしたもので、18〜19世紀の画家たちの作品が展示されているほか、家の中に小さな礼拝堂もあります。(その5に続く)