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海外現地発ガイド通信

あまりの装飾に、思わずクラクラ。メキシコで独自の発展を遂げた建築様式“ウルトラ・バロック”


掲載日:2008/07/07 テーマ:観光地・名所 行き先: メキシコ / メキシコシティ

タグ: すごい! 教会 建築


バロック様式が究極に発展したら、こうなった!

プエブラにある、ロサリオ礼拝堂。ライトで照らし出された内部装飾は、眩いばかりに煌めき、見る者の心を虜にする。メキシコバロックの最高傑作とも言われている プエブラにある、ロサリオ礼拝堂。ライトで照らし出された内部装飾は、眩いばかりに煌めき、見る者の心を虜にする。メキシコバロックの最高傑作とも言われている

このメキシコ独自の建築様式は、“隙間恐怖症”と例えられる事が多いのだが、実際その言葉に納得。見た瞬間、軽い眩暈を覚えそうなほど、細かな装飾がびっしりとカテドラル内部、あるいは祭壇等に施されている。もともとスペインから伝わったバロック様式に、先住民文化等がミックスされて、こんな独特なスタイルが生まれたそうだ。「装飾はシンプルな方が好き」という人もいるだろうが、好き嫌いは別として、「もの凄い!」という点では首を横に振る人はいないはず。『百聞は一見に如かず』。是非、自分の目で確かめ、その凄さを感じて欲しい。

ガイドブックで紹介されるのは、まずこの場所

オアハカ歴史地区にある、サント・ドミンゴ教会内部。入口を入ってすぐ真上にある装飾が、聖ドミンゴを中心とした「生命の木」 オアハカ歴史地区にある、サント・ドミンゴ教会内部。入口を入ってすぐ真上にある装飾が、聖ドミンゴを中心とした「生命の木」

オアハカ州は先住民族の多い土地柄だけあって、他の場所以上に、土着文化とキリスト教文化が独自の融合を遂げている。州都であるオアハカの歴史地区にあるサント・ドミンゴ教会は、シンプルな外観とは対照的に、一歩足を踏み入れると、そこには華麗なるウルトラ・バロックの世界が広がる。金箔を施した木彫りのレリーフが、前後左右、そして天井にびっしり! 建設に1世紀近くもの歳月が費やされたというから驚きだ。そして何よりも、これだけの芸術を造り上げる根気や技量を持ち合わせていた人々、建立をなし得るだけの巨万の富は、想像を絶するものがある。

ABガイドのお勧めスポットは、断然ここ!

サカテカスのカテドラル。チュリゲラ様式の素晴らしい外観。残念ながら、内部装飾はメキシコ革命時に略奪されてしまった。しかし、近くのサント・ドミンゴ教会には、チュリゲラ様式の美しいレタブロが8つ残っている サカテカスのカテドラル。チュリゲラ様式の素晴らしい外観。残念ながら、内部装飾はメキシコ革命時に略奪されてしまった。しかし、近くのサント・ドミンゴ教会には、チュリゲラ様式の美しいレタブロが8つ残っている

数あるウルトラ・バロック建築の中でも、私のお気に入り&お勧めは、プエブラ州にある“ロサリオ礼拝堂”。州都プエブラの歴史地区にサント・ドミンゴ教会があり、その中に礼拝堂がある。装飾の細かさも然る事ながら、太陽の陽が射し込む日中と、ライトで礼拝堂内が照らされる夕方とでは、美しさも違ってくるのだ。これが、どちらが素敵とは甲乙つけがたい! 出来れば1日に2回訪れて、両方を堪能して欲しい。私は初めてここを訪れた時、あまりの美しさに見惚れてしまい、なかなかその場を去る事が出来なかった

行くなら見なくちゃ、絶対に損

タスコにある、サンタプリスカ教区教会。ウルトラ・バロックの規範となった建築。内部のレタブロも素晴らしく、必見! タスコにある、サンタプリスカ教区教会。ウルトラ・バロックの規範となった建築。内部のレタブロも素晴らしく、必見!

ここでは全ての建築物を紹介できないが、他にもタスコ・サカテカス・テポツォトランetc.ウルトラ・バロック建築を見られる場所は幾つもある。次の旅先にメキシコを決めたなら、訪れる都市にウルトラ・バロックを持つ教会や礼拝堂があるかチェックしてみよう。もしあるなら、絶対に訪れるべき! 訪れなければ損をすると言っても過言ではない。メキシコの眩しい陽射し、極彩色と併せて、強烈に印象に残ることだろう。スペインによる征服という、暗い歴史から生み出された、光り輝く産物だ。

【関連情報】

テポツォトランにある、サン・フランシスコ・ハビエル教会堂のレタブロ。ここには、ウルトラ・バロックの聖堂の他、秘密の礼拝堂『カマリン』があり、こちらも目を見張る素晴らしさ。 テポツォトランにある、サン・フランシスコ・ハビエル教会堂のレタブロ。ここには、ウルトラ・バロックの聖堂の他、秘密の礼拝堂『カマリン』があり、こちらも目を見張る素晴らしさ。

■オアハカ サント・ドミンゴ教会
入場:毎日7時〜13時、16時〜20時
■プエブラ サント・ドミンゴ教会
入場:毎日7時〜13時45分(ロサリオ礼拝堂は9時〜12時半)、16時〜20時

※今回ご紹介したウルトラ・バロック建築に関して 学術的定義においては、「スペインのチュリゲラ様式を踏襲したスタイル」の事を指しますが、今回の記事では、トラベルジャーナル発行の『ワールドカルチャーガイド メキシコ』でウルトラバロック建築として紹介されている建物を基準にしました。 
ガイドから一言:観光スポットと言っても、教会は信者が祈りを捧げる神聖な場所。それを忘れず、静かに見学しましょう。また、教会内はフラッシュを用いての撮影は禁止です。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/07/07)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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