メキシコシティから日帰りでも行ける古都

メキシコの首都メキシコシティから南へ75km。モレーロス州の州都クエルナバカは、メキシコシティからバスで1時間半という手頃な距離にあり、日帰り観光もできる人口約40万人の町です。町は広いですが中心部は徒歩圏で、できれば一泊してのんびりしたいのどかなところです。町の中心部はソカロ(アルマス広場)を中心とした歴史地区になっており、600m四方ぐらいの中に様々な見どころがあります。今回はそんな町の様子をご紹介しましょう。

アステカ帝国を滅ぼしたコルテスは、その後、ここに住んでいた! アステカ帝国を滅ぼしたコルテスは、その後、ここに住んでいた!

メキシコシティからバスで行く場合の注意

クエルナバカには大きなバスターミナルというものはありません。一般的にメキシコのバスターミナルは各会社のバスが集まる大きなもので郊外にあるのですが、このクエルナバカでは会社ごとに小さなターミナルが町の中心部に点在しています。メキシコシティのバスターミナルはバス会社が違っても南バスターミナルからなので、クエルナバカで自分の泊まるホテルが決まっているなら、そこに近いターミナルに着くバス会社を利用するのが楽です。特にこの町は北から南に向かって坂になっており、荷物を持って登って行くのはちょっと辛いんですよね(笑) バスは早朝から深夜まで、各社とも1時間に2〜4本ほど出ています。所要1〜1.5時間。運賃は1等バスで120ペソ(約900円)ぐらいです。

アステカ帝国を滅ぼした征服者コルテスの宮殿

この町の歴史は古く、1529年には早くもカテドラルの建設が始まっています。征服者コルテスによるアステカ帝国の首都テノチティトラン(現在のメキシコシティ)の陥落が1521年なので、随分と早いものですね。1530年には、町の中心であるソカロ(アルマス広場)に面して、そのコルテスの宮殿が建てられます。石の壁で築かれたこの建物の場所には、もともとアステカの神殿があったというので、それを壊して自分の邸宅を築いたのでしょう。

メキシコの歴史をたどる展示と壁画

現在、このコルテスの宮殿は、「クアウナワック博物館」として公開されています。中は1階に考古学的な展示、2階がスペインによる征服からメキシコ革命に至る歴史的な展示がされています。目玉は、郊外にある世界遺産のソチカルコ遺跡からの出土品でしょうか。また、2階のバルコニーにはディエゴ・リベラによる「モレーロス州の歴史」の壁画があり、これも迫力があり、必見です! このクアウナワック博物館は月曜日が休館です。入館料は55ペソ(約400円、2016年現在)です。(その2に続く)