ソカロの南側、教会内にある民芸品市場

「世界遺産都市モレーリア」その2からの続きです。さて、今度はソカロの南側に行ってみましょう。ソカロの北側はホテルやレストランは点々、人通りもそれほど多くはないのですが、ソカロの南側の方が生活感があるというか、人が多く目に付きます。カテドラルから東に3ブロック、南に1ブロック下ったところにバジャドリッド広場があります。ここに建つサンフランシスコ教会は、なんとその教会の中が「民芸品市場」になっています。正確には教会に付属した建物の中なのですが、入り口が教会と同じなので最初は「ここでいいのかなあ」と迷ってしまいました。売られているものは、ミチョアカン州の工芸品や布製品などが中心です。観光の合間に寄ってみるといいでしょう。

教会の中に民芸品市場がある、サンフランシスコ教会。建物の右部分が民芸品市場になっています 教会の中に民芸品市場がある、サンフランシスコ教会。建物の右部分が民芸品市場になっています

この町の名前の由来となった、独立戦争の英雄

この「モレーリア」という町の名前は、メキシコ独立戦争の英雄ホセ・マリア・モレーロスから名付けられたのですが、ソカロの南2ブロック目には、その「モレーロスの生家」と「モレーロス博物館」があり、ともにモレーロスの功績を讃える展示がされています。カソリックの神父のモレーロスは、イダルゴ神父が始めた独立戦争を彼の死後受け継ぎ、1815年にスペイン軍に捕まって死刑になるまで戦い続けました。そんな英雄なので、メキシコ各地にはモレーロスの名前を冠した地名や通り、建物が多いんですよ。

モレーリアにもあった、古い水道橋

最後に、ソカロからだと徒歩15〜20分かかりますが、マデロ大通りを東に歩いていくとビジャロンヒン広場に突き当たります。そこに建っているのが18世紀に造られた「水道橋」です。全長1.6km。253本の柱が支えているこの水道橋は、モレーリアの観光では見逃せないもののひとつでしょう。水道橋沿いの道は遊歩道になっていて、この広場から200〜300メートル先にあるクアウテモック公園まで続いています。週末には、地元の家族連れが多いところですね。

落ち着いたメキシコの地方都市もおすすめ

メキシコ中央高原にある「世界遺産都市モレーリア」、いかがだったでしょうか。メキシコには2016年8月現在、32もの世界遺産があります。そのくらい、魅力的な場所があるということですね。このモレーリアは、例えばメキシコのマヤやアステカの遺跡ほど有名ではないし、またコロニアル都市としてもグラアナファトほど知られていません。しかしのんびりと町歩きするにはいいところです。交通量もほどほどなので、町歩きもしやすいです。もしあなたがメキシコ旅行を考えているなら、ひとつはこうした落ち着いた地方都市を訪れてみてはどうでしょうか。