ジャングルに埋もれていたマヤ遺跡“パレンケ”。今なお、多くの謎を秘めたまま眠り続けている

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ジャングルに埋もれていたマヤ遺跡“パレンケ”。今なお、多くの謎を秘めたまま眠り続けている

掲載日:2008/07/22 テーマ:遺跡 行き先: メキシコ / パレンケ ライター:小目奈々緒

タグ: すごい! ミステリー 遺跡 絶景



ABガイド:小目奈々緒

【メキシコのABガイド】 小目奈々緒
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メキシコ在住。夫の仕事の関係で突然決まった、未知の国・メキシコでの生活。不安で不安でたまらなかった当初のことも、今ではすっかり笑い話。食べ物、民芸品、旅行、遺跡など、今ではすっかりメキシコの虜に!何よりも、目と目が合えばニッコリ笑いかけてくれるような、素朴な人々に魅力を感じている。

手前から、“碑文の神殿”、“13号神殿”、“頭蓋骨の神殿”。緑の中に姿を残す碑文の神殿は、大変美しい 手前から、“碑文の神殿”、“13号神殿”、“頭蓋骨の神殿”。緑の中に姿を残す碑文の神殿は、大変美しい

まだまだ大半が未発掘の、広大な遺跡

紀元前からあったとされるこのパレンケ遺跡だが、最も栄えたのは7世紀。パカル王とその息子の時代だ。その後、9世紀以降、この地から人が去り始めたという。現在、この遺跡で見られる建造物は、殆どが7世紀に建てられたものだ。ここでは、水洗トイレ設備・スチームバス設備跡も発見されており、当時の人々が高度な知識をもっていたと推測される。また、他のマヤ遺跡同様、天体観測技術も発展していた。そんな人々が、なぜこの地を捨ててしまったのか。マヤ文明の謎は尽きることがない。

 

天体観測所の役目を果たしていたのではないかと言われている、4階建ての建造物。ここから見ると、冬至には太陽が碑文の神殿に沈んでいく 天体観測所の役目を果たしていたのではないかと言われている、4階建ての建造物。ここから見ると、冬至には太陽が碑文の神殿に沈んでいく

見所となるのは、“碑文の神殿”と“宮殿”

遺跡内に残る建造物で、美しい形を保っているのが“碑文の神殿”だ。名前の由来は、建物上部にあった石板に、600以上の碑文が刻まれていた事。なんと、2世紀以上にわたるパレンケ王室の歴史が書かれているそうだ。また、碑文の神殿と繋がっている13号神殿からも、1993年に墳墓が発見されている。“宮殿”には、先ほどご紹介したスチームバスや水洗トイレ、その他キッチンの跡が残っている。また、天体観測に利用されたと思われる、4階建ての塔も残っており、当時のマヤの人々の暮らしが垣間見え、大変興味深い

 

見る者を魅了してやまない、パカル王の翡翠の仮面。メキシコシティ、国立人類学博物館所蔵 見る者を魅了してやまない、パカル王の翡翠の仮面。メキシコシティ、国立人類学博物館所蔵

墳墓から発見された、翡翠の仮面

1952年、碑文の神殿から「メキシコ考古学史上最大の発見のひとつ」と言われるものが見つかる。パカル王の墳墓だ。そこで見つかった、パカル王が顔に被っていた“翡翠の仮面”は大変有名で、現在はメキシコシティの国立人類学博物館に保管されている。また、同博物館では、パカル王墳墓を実物大で再現したものも展示している。この仮面、一度、博物館から盗まれた事があるといういわくつき。しかし、無事に戻ってきて、皆ほっと一安心。確かに、すべて翡翠で作られた仮面は、何か私たちを惹きつける魅力を持っている。泥棒は、単なるお金目当てだったのか、それともやはり仮面に魅せられてしまったのか…。

 

十字架の神殿から見た、遺跡群。辺りがジャングルで覆われていることが、一目瞭然。この広大な敷地には、まだまだ多くの遺跡が眠り続けている 十字架の神殿から見た、遺跡群。辺りがジャングルで覆われていることが、一目瞭然。この広大な敷地には、まだまだ多くの遺跡が眠り続けている

ちょっと興味深い、王様は宇宙人!?説

ここに、ちょっと面白い話がある。パカル王墳墓の石棺の蓋(重さ5トン!)には、ある図柄が描かれている。細長い筒状の物と人間なのだが、この絵を横にしてみると、まるで宇宙船のような乗り物に人間が跨っているように見える! 当時の人々の知識の高さとあいまって、「彼らは宇宙人だった!?」といった話が持ち上がったのだが、偶然にしては大変よく出来た(?)図柄だ。多くが謎に包まれているだけに、我々の想像力もかきたてられ、歴史好き・遺跡好きでなくとも興味深い。遺跡内には多くの土産物売りがいるのだが、この図柄の描かれた品も多く売られている。

 

パレンケ遺跡近郊には、ボナンパック遺跡とヤシュチラン遺跡がある。写真はボナンパック遺跡の壁画を復元したもの(メキシコシティ、国立人類学博物館) パレンケ遺跡近郊には、ボナンパック遺跡とヤシュチラン遺跡がある。写真はボナンパック遺跡の壁画を復元したもの(メキシコシティ、国立人類学博物館)

神殿上から眺める景色は最高!

他にも“十字架の神殿”、“太陽の神殿”、“葉の十字架の神殿”などがあり、それぞれ上まで上れるようになっている。これらの神殿から見下ろす、碑文の神殿・宮殿の眺めは大変美しいうえ、その先のジャングルまで見渡せる。未だ未開拓部分の多いこの遺跡、これから益々発掘が進んで私たちを驚かせてくれる事だろう。この秋、実際に歴史のミステリーに触れてみるのは如何?

■パレンケ遺跡
アクセス:ビヤエルモーサ等からツアーが出ているので、それを利用すると便利
※見学には、帽子・サングラス・日焼け止め・虫よけローションを携行して!また、靴は歩きやすいものを選ぶこと。

 
 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/07/22)
※渡航前に必ず現地の安全情報をご確認下さい。http://www.anzen.mofa.go.jp/
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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