タラベラ焼きで有名なプエブラ

オアハカから北へバスで6時間ほど行ったところにプエブラという街があります。ここは1531年にフランシスコ会宣教団によって建設されました。陶器のタラベラ焼きで有名で、タイル張りの建物が多い美しい街並みをしています。タラベラ焼きはスペインから持ち込まれた陶器で、それにメキシコのデザインが融合し、中国などのアジア的デザインも混じってメキシコ風タラベラ焼きになりました。一枚一枚が手焼きなので形も色も不揃いですが、それが逆にいい雰囲気を出しているというので多くの人に人気があります。その意味ではウルトラ・バロックと同じ歴史を持っています。

ウルトラ・バロックで埋め尽くされたメキシコの教会(その2)プエブラ ウルトラ・バロックで埋め尽くされたメキシコの教会(その2)プエブラ

ウルトラ・バロックの最高峰ロサリオ礼拝堂

この街にもサント・ドミンゴ教会があります。その中にあるロサリオ礼拝堂は、「ウルトラ・バロックの最高峰」と絶賛されています。壁の全面にはコバルト・ブルーをしたアラベスク模様のタイルが敷き詰められていますが、コバルトはメキシコでは採れない顔料です。ペルシャなどからコバルトを輸入して制作されたタイルだそうです。この礼拝堂はさすがに最高峰といわれるだけあって、壁から天井までスケールが大きく、装飾も凝っていて圧倒されそうな迫力があります。時間がなくてひとつしか見られないという人にはここをお勧めします。

プエブラ近郊の美しい教会も見逃せない

プエブラ近郊にはすばらしい教会がいくつもあります。そのひとつがトナンシントラのサンタ・マリア教会です(プエブラからバスを乗り換えて約30分)。ここは教会のファサード(正面)のタイルにまず目を引かれますが、中に入るとさらにすばらしいタイル装飾を見ることができます。ロサリオ礼拝堂ほどの規模はありませんが、装飾性は引けを取りません。そのすぐ近所(トナンシントラからバスで約10分)のアカテペックにあるサンフランシスコ教会もチャーミングなタイル張りのファサードです。祭壇は黄金に輝き、黄色に天井にはユーモラスな顔をした天使が飛び交っています。