ピラミッドの頂上は平らになっている

テオティワカンのピラミッド・その3からの続きです。太陽のピラミッドは、高さ65m、周辺の一辺は225m。テオティワカンでは最大のピラミッドで、世界ではギザのクフ王、カフラー王のピラミッドに次ぐ、3番目の大きさといいます。もっとも、このピラミッドは最初からこの大きさだったわけではなく、その内部には一回り小さなピラミッドがあるようです。つまり古いピラミッドを覆うように、外側に層を重ねるようにピラミッドが何度か増築されていったのです。メキシコシティにあるテンプロ・マヨールの神殿も同様の造りですね。途中までしか登れない月のピラミッドとは異なり、太陽のピラミッドは頂上まで登れるようになっています。頂上は平らで、昔はそこに神殿が建っていたようです。

頂上まで登れる太陽のピラミッド。かつては頂上に神殿があったという 頂上まで登れる太陽のピラミッド。かつては頂上に神殿があったという

死者の大通りを歩いて南へ

太陽のピラミッドを降り、死者の大通りをさらに南へ向かいましょう。時間がないツアーの場合は、ここでプエルト2に出て帰るか、あるいは車に乗って1km半ほど南に離れたプエルト3に移動し、そこからケツァルコトルの神殿に向かいます。途中は小さな遺跡が点在しているだけなので、時間がなければそれもいいかもしれません。この通りは南に向かって低い方へ傾斜しているのですが、通りは適当な区間で何度か区切られ、水門らしきものもあります。そのためここは「道」ではなく、「水路」だったという学説もあるのです。階段状の池だったなんて、想像すると素晴らしいですね。

レリーフや彫像が残るケツァルコトルの神殿

20分ほど歩くと、スペイン人が「ラ・シウダデラ(城塞)」と名付けた、四方を囲む低い壁が左側に見えてきます。その中にポツンとあるのが「ケツァルコトルの神殿」です。4層の階段状のピラミッドは、先に見た2つのピラミッドに比べるとかなり小さいですが、こちらにはいくつかのレリーフが残っているのが特長です。なかでもケツァルコトル(羽毛の生えた蛇の神)やトラロック(雨の神)の像は印象的です。このピラミッドは柵で囲んであり、中には入れません。ここの見学でテオティワカンの観光はおしまいです。ゆっくり見るなら全部でだいたい3時間程度の観光の余裕は持ちたいですね。

テオティワカンはいつ開いている?

テオティワカン遺跡の開場時間は、毎日7:00〜17:30(入場は17:00まで)。見学には時間がかかるので、遅くとも15時までには入っていましょう。入場料は65メキシコペソ(約450円)です。テオティワカン遺跡の行き方については、別記事の「行き方編」を参照ください。それでは、遺跡を思う存分楽しんできてください!