眼下にサカテカスの町が見えるロープウエイ

「メキシコの世界遺産 サカテカスの歴史地区」その3からの続きです。このエデン鉱坑の東の入り口からさらに高い方へ登っていったところに、「テレフェリコ」と呼ばれるロープウエイ乗り場があります。これは町を挟んで反対側にある「ブーファの丘 Cerro de la Bufa」まで結んでいるもの。ブーファの丘の上は展望台になっていて、サカテカスの街並みが一望できます。それではさっそく乗ってみましょう。ロープウエイの運行時間は10:00〜18:00、料金は片道50メキシコ・ペソ(約350円)でした。乗ったロープウエイがふわっと動き出すと、たちまち町が下に見えてきます。ここから見るサカテカスの街並みはすばらしいのひと言。たった6、7分でもう丘の上に着いてしまうのが、実にもったいなく感じます。ブーファの丘へはタクシーでも行くことが可能ですが、その場合でも片道はロープウエイをぜひ使ってください。

ロープウエイに乗ってブーファの丘へ ロープウエイに乗ってブーファの丘へ

メキシコ革命時に激戦が行われたブーファの丘

ブーファの丘の上は公園になっています。ロープウエイ乗り場から5分ほど坂道を登っていくと、教会や博物館のある広場に出ます。この広場にある大きな銅像は、メキシコ独立戦争の英雄パンチョ・ヴィラや将軍フェリペ・アンへレスらのものです。1914年にこの丘の上で連邦政府軍と、ヴィラ率いる革命軍が激戦を繰り広げました。博物館はそのできごとを扱った「サカテカス占拠博物館」で、私が行った時は、先生に引率された小学生達がたくさん来ていました。展示の説明はスペイン語のみなので、革命の歴史を知らないと内容がよくわからないかもしれません。教会(礼拝堂)は18世紀に建てられた小さなものですが、このテラスからも市街を見渡せます。

時間があったら博物館や美術館へ

以上が世界遺産「サカテカス歴史地区」のおもな見所でしたが、この町にはほかにも見応えがある3つの博物館(美術館)があります。サカテカス出身の画家ペドロ・コロネルの収集品を展示した「ペドロ・コロネル博物館」、その兄弟でやはり画家であるラファエル・コロネルの収集品を展示した「ラファエル・コロネル博物館」、抽象画やモダンアートを中心に展示した美術館の「抽象画美術館」です。それらに関しては別記事「アート好きならサカテカスの3つの博物館へ」でまとめてあるので、機会があったそちらを読んでみてください。そしてこのサカテカスですが、実はライトアップされる夜の街並みがとてもきれいなんです。また、レストランやカフェも充実しています。小さな町なので治安も良いので、ぜひ訪れて町歩きを楽しんでくださいね。