どこまでもバスで旅ができる南米大陸

南米には国と国を結ぶ国際バスが、何路線も走っています。「クルス・デル・スル」社では、ベネズエラの首都カラカスからコロンビアの首都ボゴタ、エクアドルの首都キト、ペルーの首都リマを経由してチリの首都サンチアゴまでと、最も長距離を走行するバスのギネス記録を持っています。国際バスは太平洋沿岸の国だけでなく、南米内陸にもあります。ちなみにアルゼンチンの首都ブエノスアイレスとペルーの首都リマを結ぶバス路線があり、所要時間は3日だそうです。

ギネス記録もある国際バスは南米の移動に欠かせない ギネス記録もある国際バスは南米の移動に欠かせない

旅の途中で各旅人の情報を聞く

国際バスで隣の国へ移動する人はたくさんいるので、各バスの料金やクオリティなどを尋ねることができます。日本人がよく宿泊する安宿では、こういった情報があふれていて困りません。また、情報の新旧があるにしろインターネットでも検索できます。ところが、十人十色の評価を持つバス路線が南米にあります。それは、ボリビアのサンタクルスとパラグアイの首都アスンシオンを結ぶ国際バスです。

所要時間を聞いてもあてにならない

サンタクルスまたはアスンシオンのどちらからも20時出発、所要時間は24時間と言われます。が、これはあくまで順調に行けばの話です。ほかの旅人の話を聞くと、28時間だったり36時間だったり、中には48時間かかった人がいます。バスの故障や何かのトラブルで余儀なく遅延をくらうパターンです。また、このバスは暑い日中も走行するのですが、バスが空調付きかどうかも乗るまでわかりません。提供される食事も味に当たりはずれがあるようです。

時間を選ぶか、冒険を選ぶかあなた次第

このルートのバス以外に、パラグアイとボリビア間を陸路で移動する方法があります。それはアルゼンチンを通る迂回ルートです。こちらはバスの所要時間が確実であるので、期間限定の旅行をしている人がよく利用しています。しかし、パラグアイやボリビアよりも物価の高いアルゼンチンのバスを利用することになるので値段が高くなり、また直通バスではないので乗り換えが必要になります。とにかく評判はピンキリなので、実際にアスンシオン発サンタクルス行に乗ってみました。(後編につづく)