ボートの席はどこがベストポジション?

ボートツアーの出発は朝8時です。その時間になると、埠頭付近はツアーに行く人でにぎわいます。ここから先は、来た人から列を作らせてどんどんボートに乗り込ませ、ボートがいっぱいになったら出発です。その前にツアー代とは別に、入口で「国立公園入園料10ソーレス(約400円)」と「港湾使用料2ソーレス(約80円)が徴収されました。ボートの座席は左右2席ずつ、だいたい12列ぐらいだったので、一艘に50人ほど乗れます。おすすめのポジションは、進行方向に向かって左舷の真ん中よりやや前の外側です。その理由は、前の方は進んでいる間は船首が上がっているので前方が見にくいこと、後ろだと風や水しぶきが当たりやすいこと、基本的に行きは左側に陸地を見ながら島をめぐるからです。

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いよいよボート出発。やがて見えてきたものは…

さあ、ボートが出発しました。この日は全部で7〜8艘出発したでしょうか。各ボートはいっせいに沖に向かって動き出します。最初はゆっくりですが、次第にスピードを上げて行きます。半島に沿って進むと、陸地の海沿いに多くの海鳥がいるのが見え、その向こうに草木がない乾燥地帯があります。やがて陸地の斜面に、まるで「ナスカの地上絵」の親戚のような、大きな地上絵が見えてきました。「カンデラブロ」です。

パラカスにもあった巨大な地上絵

この地上絵はナスカのものに比べても大きく、全長180m、幅70m。「カンデラブロ」とはスペイン語で「枝付き燭台」の意味で、確かにロウソクを置いた燭台にも見えます。ただしそう名付けたのは後世のことで、「サボテンではないか」と言う説もあるなど、これが何の絵なのかはわかっていないのです。描かれた時代も、「スペイン人が海からの目印にするため、500年前に描いた」と、「ナスカ文化やパラカス文化の時代に描かれた」という2つの説があります。2つの時代はおよそ1000〜1500年ほど離れているのですが…。ということでいまだに謎の絵なのです。各ボートにはガイドが乗り込み、スペイン語と英語による解説があります。

やがてボートは大きな岩場へ

この「カンデラブロ」を通り過ぎると、ボートはまもなく半島を抜け、陸地から離れます。海上には海鳥が次から次へと列をなして飛んで行く姿が見え、ボートの真上を数百羽の大群が通過して行くこともありました。かなりの迫力です。桟橋を出て30〜40分した頃でしょうか。目の前に大きな岩礁が見えてきました。バジェスタ諸島です。(その3につづく)