世界にいろいろなコーヒーの飲み方あれど・・・

世界にはいろいろなコーヒーの淹れ方、飲み方があります。私たちの知る一般的なコーヒーの淹れ方は、サイフォンやドリップ、エスプレッソマシーンを使いますね。中東やトルコではコーヒーを極細に挽いて、お湯と砂糖と煮立てたものを粉ごとカップに注ぎ、粉が沈んでから上澄みを飲みます。エチオピアには「コーヒー・セレモニー」という日本の茶道のような儀式化した作法があり、豆を炒るところから始め、飲み終わるまで1から2時間ほどかけてコーヒーをいただきます。なんだかとても優雅ですね。

飲み物の飲み方は国によって異なる。では、ペルーでコーヒーを頼むと? 飲み物の飲み方は国によって異なる。では、ペルーでコーヒーを頼むと?

ペルーではカップに入った白湯と醤油さしが出てくる!?

さて、ペルーを旅行した際、アレキパでちょうどアンデス食文化のプロの方と一緒にいたときの話です。一緒にローカルの食堂で食事をした後、彼が「吉田さん、コーヒーを頼んでごらんよ」と言いました。何かあるなと思いつつ頼んだら、なんと運ばれてきたコーヒーカップには白湯が入っています。そして、なぜか醤油さしが一緒。あっけにとられて見ている私の顔を見て、プロ氏はとても満足そうでした。さて、これはいったい何なのでしょうか?

お湯にコーヒーの原液を入れて飲む!

醤油さしかと思ったのは「コーヒーの濃縮液」の入った瓶でした。色は真っ黒、ちょっと原液だけ舐めてみるとものすごい濃さです。苦い!これを、カップの白湯の中に少しずつ、好みの濃さになるまで入れたら出来上がり。ペルーやボリビアの家庭ではみんなこうやって濃縮コーヒー液をお湯で割って飲むのだそうです。よくよく考えてみたら、日本でもアイスコーヒー用のポーションタイプの希釈液が売られていますよね。それをホットコーヒーに使うのが実に発想外だった、ペルーのコーヒー事情でした。

ペルーの最高級コーヒー豆「ウチュニャリ」

ペルーは世界第四位のコーヒー豆産出国です。日本でも、ペルー産のオーガニックコーヒーがよく知られ、ネットなどで販売されていますね。ペルーの旅のお土産に世界でも最高級の希少なコーヒー豆はいかがでしょう。「ウチュニャリ」と呼ばれるこの豆は、なんと完熟したコーヒーの実をハナグマが食べ、消化されて糞の中に残ったコーヒー豆なのだそうです。バリ島のジャコウネコの糞から取れる「コピ・ルアック」や、タイのゾウの糞から集めた「ブラック・アイボリー・ブレンド」など、動物の糞から取れるコーヒー豆が、世界中で最高級品として扱われているのが面白いですね。