「白い街」の名を持つ美しいコロニアル都市

ペルーには、美しい旧市街の街並みが見どころとなっている町が多くあります。クスコやカハマルカは、インカ帝国時代の名残を色濃く残し、どこか落ち着いた佇まいを見せてくれます。それらの町に比べ、ペルー南部に位置するアレキパの旧市街は、白い火山岩で造られたスペイン統治時代の建物が瀟洒で華やかな雰囲気を漂わせ、別名「白い街Ciudad Blanca」と呼ばれています。世界遺産に登録されたその街並みは、スペイン本国よりもスペインらしいといえるかもしれません。

「美食の街」と謳われるペルーの美しいコロニアル都市アレキパで、グルメ三昧! 「美食の街」と謳われるペルーの美しいコロニアル都市アレキパで、グルメ三昧!

世界中の美食家から注目を浴びているペルー料理

近年、ペルー料理が世界的に注目を浴びているのはご存知でしょうか。イギリスのグルメ誌が発表する「世界のレストラン50」に、リマのレストラン「アストリッド・イ・ガストン」や「セントラル」がランクインし、ペルーは今、世界で最も美食を堪能できる国とさえ言われているのです。バルセロナでも、世界一のレストランと称された「エル・ブジ」のオーナーが、和食とペルー料理をコラボレートさせた「ニッケイ料理」なるものをプロデュースし、話題になりました。そんな美食の国ペルーの中で、アレキパは「美食の町」として名を馳せています。

「美食の街」の名を持つアレキパ

美食の国ペルーの中で、「美食の街」と謳われているアレキパ。市場には近隣の海や山から新鮮な野菜、果物、肉、魚などの食材が集まり、食にこだわるアレキパの人々の胃を満たします。市場に足を運ぶと、食材の豊かさに圧倒されることでしょう。アレキパの名物料理といえば、まず「ロコト・レジェーノ」。ロコトという、インカ時代から栽培されてきたパプリカのような大ぶりの唐辛子に、挽き肉を詰めたものです。このロコトが激辛ですがフルーティーで、旨みがあって食欲を増進させてくれます。そしてもうひとつ、私がペルーではまった「チュペ・デ・カマローネス」もアレキパ名物でした。

洗練された料理が楽しめるグルメ垂涎の街

私がアレキパに来る前にはまっていた「チュペ・デ・カマローネス」は、川エビのだしが効いたトマトとミルクの濃厚な絶品スープです。今、アレキパのレストランで供される料理は、こうした伝統的料理を現代風にアレンジしたもので、プレゼンテーションも美しく凝っています。観光客が多いクスコのレストランに比べても、圧倒的に洗練されていて、味もワンランク上と言っていいでしょう。「ペルーの地方都市でこんな料理が食べられるなんて」と驚くこと請け合いです。ヨーロッパのような街で美味しい食事をいただけるアレキパ、グルメな人にははずせない街です。