ペルー第2の都市はどこ?

ペルー第1の都市は人口800万人の首都リマですが、「それでは第2の都市は?」というと、マチュピチュ観光への基点となるクスコを思い浮かべる人が多いと思います。確かにクスコはインカ時代からある古都で、植民地時代もペルーの重要な町でした。しかしクスコの人口は30万人ほど。ペルー第2の都市は、ペルー南部にある人口90万人のアレキパなのです。

南米の世界遺産。ペルーの「アレキパ歴史地区」その1  陽光きらめく「白い町」へ 南米の世界遺産。ペルーの「アレキパ歴史地区」その1  陽光きらめく「白い町」へ

あまりツアーでは立ち寄らないが…

「アレキパって聞いたことがないなあ」という人も多いでしょう。私も最初はまちがえて「アキレパ」と覚えていたくらいです。それもそのはず、アレキパはたいていのペルーや南米周遊のツアーには含まれていないからです。それらのツアーはマチュピチュを中心に、だいたい古都クスコ、首都リマ、アンデス高地のチチカカ湖、ナスカの地上絵のうちの4、5か所で組まれています。それで10日間はかかってしまうので、なかなか他の場所はツアーに組み込まれないのです。しかしアレキパは大都市というだけでなく、実は世界遺産にも登録された、見どころいっぱいの都市なのです。

植民地時代に発展した「白い町」

アレキパの歴史は古く、インカ時代にさかのぼります。伝説では、14世紀初頭にインカの第4代皇帝のマイタ・カパックが人々に「アリ・ケパイ(ここに住みなさい)」と言ったのが、この町の名の語源と言われています。もっともクスコと違って現在のアレキパにはインカの名残はほとんどなく、スペインの影響が強いコロニアルシティです。「シウダー・ブランカ(白い町)」という別名があるように、近郊で採れる白い火山岩で造られた建物に明るい陽射しが反射し、この町をさらに明るい印象にしています。南米を旅している長期旅行者が、「アレキパではつい長居してしまった」という理由もよくわかります。

町の中心はアルマス広場

アレキパにはインカの遺跡がないので、観光的にはクスコやマチュピチュより地味ですが、ここは南米有数のコロニアル建築が残る都市です。町の中心はアルマス広場。リマのものより広々としています。その北側に建つ大きな建物はカテドラルです。その向こうに見える雪を抱いた山々の姿と相まって、広場から見るカテドラルはアレキパを代表する景色でしょう。(その2につづく)