まずはアルマス広場から歩き出そう

昼のアルマス広場は、ヤシの木が揺れ、ベンチでくつろぐ人がいるのどかなところです。その広場の三方を、植民地時代の回廊建築のビルが囲んでいます。建物の1階は人々が歩くアーケードで、今では旅行会社や商店が入り、2階のベランダはカフェやレストランになっています。夜になると、カテドラルをはじめアルマス広場に面した建物がライトアップされますが、21時ぐらいまでの早い時間帯ならそぞろ歩きする家族連れも多く、治安の面でも問題ないでしょう。旧市街はこのアルマス広場を中心に、碁盤の目状に広がっているので、歩きやすいでしょう。主な見どころは、たいてい広場から4ブロック以内(徒歩10分)にあります。ホテルやレストランもこの間が多いですね。

南米の世界遺産。ペルーの「アレキパ歴史地区」その2  アルマス広場とカテドラル 南米の世界遺産。ペルーの「アレキパ歴史地区」その2  アルマス広場とカテドラル

地震により何度も再建したカテドラル

では市内の見どころを紹介して行きましょう。スペインは1540年にこの町を征服すると、他の町同様に植民都市を造りますが、アレキパはおよそ100年に1度、大地震の被害を受けており、現在残る建物も実は何度目かの再建なのです。広場に面したカテドラルは広場の一辺と同じ幅があり、これは「ペルーで最も横幅が広いカテドラル」だそうです。1656年の創建ですが、オリジナルの建物は1844年に火災で焼失。再建されましたがそれも1868年の大地震で崩壊したので、現在の姿はその後の再建のものです。しかしこれも2001年の大地震で壊れてまた修復したので、今の姿はかなりピカピカに見えます。

カテドラルの中を見学しよう

カテドラルは昼間は「カテドラル博物館」として、ガイド(スペイン語か英語)の案内によるツアーでしか入れませんが、朝(7:00〜11:30)と夜(17:00〜19:30)は、無料で一般公開しています。内部は白や淡いクリーム色を基調にしたすっきりとしたもので、主祭壇のほかにいくつかの礼拝堂があります。ガイドツアーは有料(約400円+ガイドチップ約400円)ですが、説明が聞け、ふだんは入れない2階の展示室や屋上に登れるのでおすすめですよ。

アレキパで必須の見どころは?

アレキパで「ここだけは見なければ」という場所が2つあります。ひとつは、まるで町のように広い「サンタ・カタリナ修道院」。もうひとつは「アンデス聖地博物館」です。サンタ・カタリナ修道院は、16世紀から20世紀まで営まれていました。旧市街の1ブロックを占めるほど広く、中はいくつものパティオ(中庭)や礼拝堂、宿舎が通りでつながれており、ひとつの町のようで見応え十分です。見学には少なくとも2時間は見ておいてください。この修道院については、また「たびナレ」の別項で詳しく書こうと思います。(その3につづく)