少女のミイラが展示された博物館

アンデス聖地博物館は、アルマス広場にほど近いコロニアル建築を利用した建物の中にあります。近隣からの出土品なども展示されていますが、一番の目玉は少女のミイラでしょう。1995年9月、アレキパ北部の標高6310mの山頂近くで一体のミイラが発見されました。調査によると、これは500年前のインカ時代のもので、火山の噴火を鎮めるために捧げられた子どもの生け贄ではないかということです。身長147cm、推定年齢13、14歳というこの少女のミイラは、驚くほど保存状態がよく、「フアニータ」と名付けられてカプセルの中で低温保存されています。このアンデス聖地博物館は、ガイドツアーのみで見学ができます(スペイン語と英語、入館料は約800円)。

南米の世界遺産。ペルーの「アレキパ歴史地区」その3  山で発見された少女のミイラ 南米の世界遺産。ペルーの「アレキパ歴史地区」その3  山で発見された少女のミイラ

アレキパ発のエクスカーション

そのほかにもアルマス広場の南の角にある「ラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会」、チリ川を渡った対岸にある「ラ・レコレータ修道院・博物館」、18世紀に建てられた邸宅の「モラル邸」、地域の発掘品を集めた「市立歴史博物館」、旧市街の北側にある美しい街区の「サン・ラサロ地区」などが市内の見どころです。これらの中心部の治安は悪くはないので、昼間なら街歩きは問題ないでしょう。また、アレキパ発の郊外ツアーも人気ですよ。たいていの人が行くのは、高低差が1000mあるという「コルカ渓谷(カニョン・デ・コルカ)」へのツアーです。谷間を見下ろす展望台から飛んで行くコンドルを見たり、温泉に入ったり、トレッキングをしたりで、日帰りと1泊2日のツアーがあります。

アレキパへの行き方

また、アレキパは“美食の町”としても知られています。行ってみたら「クイ・チャクタード」、「ロコト・レジェーノ」などの、アレキパならではの郷土料理を食べてみてください。アレキパへの行き方は、リマかクスコから飛行機か、バスで行けます。バスはリマから所要15時間、クスコからは所要10時間、ナスカからは所要9時間で、夜行バスが中心となります。チチカカ湖畔の町プーノからは近く、所要5時間です。バスターミナルは町外れにあるので、市内中心部のホテルへはタクシーに乗りましょう。できれば、古い邸宅を改造したコロニアルホテルに泊まると、気分が盛り上がりますよ。