コルカ渓谷入口のチパイで朝食

車は峠を越したところでストップしました。ブラジル人男性客が降りると同時に、雪が積もっている草むらに走っていきました。軽い高山病の症状が出て、気分が悪くなっていたのです。その後、30分ほどで車は標高3633mのチパイの町に到着。ここでツアーに含まれている、朝食を取ります。外は肌寒く、軽装で来てしまった同乗のイギリス人たちが震えていました。チパイは人口5000人の田舎町ですが、コルカ渓谷の入口なので、外国人向けのホテルやレストランもあります。しばらく休憩した後、乗客を乗せたバンは渓谷に向かって出発しました。

高低差1000メートル! コンドルが空を舞うアンデスの絶景、コルカ渓谷へ その2 高低差1000メートル! コンドルが空を舞うアンデスの絶景、コルカ渓谷へ その2

いよいよコンドルの展望台に到着

展望台の上に立つと、谷底の上を何羽ものコンドルが悠々と飛んでいるのが見えました。気流に乗っているので、コンドルはほとんど羽ばたかず、グライダーのようにスーッとすべるように舞い上がっては下っていきます。そして時おり、谷間の上から展望台の上まで飛んでくるのです。「クルス・デル・コンドル」と呼ばれるこのミラドール(展望台)は、崖に沿って100mほどありました。よく見える位置を探しながら、この崖の上を移動してみます。見下ろすと、はるか下にコルカ川が見えます。ガイドに聞くと、現在いるところは3700から3800mの高さ、そして谷底はここから約1000m下とのこと。来る前にネットに掲載されている体験談ブログを読むと、「深さ3000m」と書いていた方もいましたが、それはここの標高のことでしょう。

谷底へのトレッキングコース

コンドルは何度も行ったり来たりしていますが、いざ写真を撮ろうとすると、なかなか同じ目線の高さまで上がってきてくれません。翼を広げると最大3mと聞いていましたが、今飛んでいるのは若いコンドルのようで、2mぐらいでしょうか。結局、その時は写真を撮るのに忙しくて、頭の中には「コンドルは飛んでいく」のメロディーは浮かんできませんでした(笑)。40分ほどここで停車した後、車は20kmほど先にある折り返し地点の村カバナコンデに向かいます。村の手前のトレッキング道入口でバンが停まり、私と先ほどのブラジル人以外の全員(8人ほど)が降りていきました。ほとんどの人は、ここから谷底までのトレッキングコースを行くようです。谷の下までは石段を含む道があり、片道4時間の道のりだそうです。(その3につづく)