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海外現地発ガイド通信

世界遺産クスコ インカの石組みを訪ね歩く


掲載日:2013/01/28 テーマ:世界遺産 行き先: ペルー / クスコ

タグ: おもしろい 一度は行きたい 街歩き


「へそ」という意味の名を持つインカの都

あまりにも有名な「LA PIEDRA DE LOS DOCE ANGULOS/12角の石」 あまりにも有名な「LA PIEDRA DE LOS DOCE ANGULOS/12角の石」

ペルー広しといえども、クスコほどそぞろ歩きの楽しい街はないだろう。季節の花々が美しい開放的なアルマス広場。信心深い人々の心の拠り所となっている大聖堂や数々の教会。コロニアル建築の建物に残された年代物の木製バルコニーには、虹色のクスコ旗がはためく。曲がりくねった坂道、石畳の狭い路地、そして「剃刀の刃一枚通さぬ」と形容されるインカの石組み。石という無機質な素材でありながらどこかに人の温もりを感じるのは、機械を一切使わずインカ人の知恵と膨大な労力だけで造られているからだろうか。その見事な石組みを目の当たりにした時、この街が人類の宝として世界遺産登録されている事実に改めて納得することだろう。

12角だけでなく、13角、14角の石もある

インカ時代ではなく、スペイン支配直後に造られたのではとも言われている「14角の石」 インカ時代ではなく、スペイン支配直後に造られたのではとも言われている「14角の石」

第6代皇帝インカ・ロカの宮殿跡を利用して造られた「宗教美術博物館」。この博物館の外壁にはあの有名な「12角の石」がある。アトゥンルミヨック通りに並ぶこの壁の石はその表面が少し盛り上がっており、陽射しが当たると立体感が増して美しい。また博物館裏手の路地には「13角の石」が、南西側のエラヘス通りには「14角の石」がある。多くの観光客は12角の石を見た後立ち去ってしまうが、それはあまりにもったいない。例えば13角の石側の壁はスペイン人の無謀な破壊行為によってインカの石が割られたり取り除かれたりしているが、そのおかげで石に施された凹凸部分が露見しており、驚異的な石工技術を間近でじっくりと見学することができる。

幾何学的な美しさが魅力のロレト通り

リャマやアルパカ、子ヤギを抱えてにわかモデルを務める地元女性。ロレト通りはこうした女性たちの職場にもなっている リャマやアルパカ、子ヤギを抱えてにわかモデルを務める地元女性。ロレト通りはこうした女性たちの職場にもなっている

次は「ロレト通り」だ。太陽の乙女の館「アクリャ・ワシ(現在のサンタ・カタリナ修道院)」の裏手に位置するこの長さ200mほどの路地は、その美しさからクスコの観光パンフレットやポスターにたびたび登場している。大きさの揃った四角い石が整然と並ぶアクリャ・ワシの石組みには統一感があって美しい。狭い路地に凛と建つその姿は、まさに神秘的ですらある。こうした石壁を眺めながら、外部との接触を断たれ、ただひたすらに神への貢物を作っていた太陽の乙女たちの生活は一体どのようなものだったのだろう、などと想像するのもクスコ探訪の楽しみの一つ。残された石壁の数だけ、そこに暮らした人々の物語がある。

石組みに隠された動物たちを探せ!

インカ・ロカ通りの「ピューマの石」 インカ・ロカ通りの「ピューマの石」

クスコ中心部にはインカの石組みがまだ何ヶ所も残っている。現在はホテルや博物館、土産物屋などの壁として利用されているため見落としがちだが、そんな中から自分だけのお気に入りの石組みを探してみてはいかがだろうか。また前述の宗教美術博物館の裏手、土産物屋が並ぶインカ・ロカ通りの石組みには、ピューマとヘビの姿が隠し絵のように組み込まれている。ただし、豊かな想像力と鋭い観察力の持ち主でなければ、それらの石を自力で探し出すのは難しい。土産物屋で売られている絵ハガキやポスターと見比べながら探すのがいいだろう。歩くたびに新しい発見があるクスコの歴史地区。できれば1日、何の目的も持たずぷらぷらと散歩を楽しみたい街だ。

【関連情報】

乾いた赤さび色の瓦屋根が並ぶクスコの街 乾いた赤さび色の瓦屋根が並ぶクスコの街

■Cusco/クスコ
リマから飛行機で1時間20分ほど。
※標高3400mの高地のため、到着日はハードなスケジュールを避け、ゆっくりと行動すること。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2013/01/28)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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