ラクチ村にあるインカの神殿跡

小一時間のランチ休憩後、バスは再びクスコへ向けて出発します。午後2時、バスは標高3475mのラクチ村に到着しました。ここはインカ帝国の拠点となった場所で、この遺跡はこのバス旅で最大の見どころといっていいでしょう。遺跡で一番の見ものは、ヴィラコチャ神殿です。残っているのは、高さ12m、長さ92mという壁だけですが、それを見てもかなり大きな建物だったことがわかります。そばにある復元図によると、この壁は建物を囲むためのものではなく、建物の中央にあり、壁の頂点から両側に斜めに屋根がかけられていたという面白い造りでした。

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インカの食料貯蔵庫として使われていた建物

この神殿の先には、200軒ほどの石の家があります。家々は1本の道の両脇に左右対称に並んでいますが、神殿側から見ると、冬至の日にはちょうどこの道の先に太陽が昇る造りになっているとか。これらの家々は食料の貯蔵に使われていたそうです。自由時間があまりないので、急いで遺跡の奥まで行って帰ってくることになりますが、奥まで行っても手前とだいたい同じでした(笑)。ラクチを出たあとは、さすがにみなさんお疲れ。車内のあちこちでウトウトと寝ている人たちも…。日も少し傾いてきた午後4時半、最後の観光場所であるアンダワイリーヤスの村にバスが着きました。

スペイン植民地時代の教会を見た後は、終点のクスコへ

ここにはインカ遺跡ではなく、17世紀に建設された古い教会があります。ここの見ものは天井の装飾や壁画です。ガイドが壁画の説明をしてくれるので、ツアーで来るとやはりありがたいですね。教会前の広場には、樹齢数百年という大きな木が枝を大きく広げていました。ここを出るといよいよ終点のクスコです。到着は午後5時半。バスはバスターミナルではなく、インカ・エクスプレス社のオフィス前に停まります。最初はツアー料金が高いなと思いましたが、ガイドの質が高くて説明もきちんとしており、なかなか満足できたツアーでした。日本から同じコースを行くツアーもあると思いますが、もし個人でこの区間を移動するなら、このインカバスを使ってみてもいいでしょう。