乾季におすすめトレッキング

ペルーの首都リマの北部にあるワラスという町は、ペルー最高峰ワスカラン山(6768m)へ訪れる起点の町であり、その山の周囲には「ワスカラン国立公園」という世界自然遺産が広がっています。園内の標高約3850mに位置するヤンガヌコ渓谷には、チナコチャ湖とオルコンコチャ湖という2つの青い湖があり、総称してヤンガヌコ湖と呼ばれています。乾季にはそこへ訪れる観光客でにぎわうのですが、ワラスの旅行会社がお勧めするのはさらに奥地にあるもっと青く見える湖「ラグーナ69」なのです。

空と湖の青さのみが広がる世界へ 空と湖の青さのみが広がる世界へ

この湖の青さに満足していいの?

ワラスで申し込むラグーナ69へのツアーは、約2時間かけて車でワラスカラン国立公園へ向かいます。ヤンガヌコ湖の傍までは車で行くことができ、青というより鮮やかな緑色を臨めるのです。その後、更なる青い湖を求めてトレッキング道まで車で進み、ラグーナ69へ向かって歩くのです。所要時間は往復6時間。途中は舗装された道でなく、雨の降らない乾季はとても寒いのです。

簡単なようで大変な道

私が参加したとき、参加者の1人は高山病による体調不良のため車で待機することになりました。私を含め約10人はラグーナ69へ。私たちはガイドなしで進み、中には70歳を超えるカナダ人女性も参加していました。しかし、歩き続ける大地は酸素が薄く、時には流れの早い川が道を塞いでいるような場所です。目の前の滝を迂回してその上を越えていく繰り返しを重ね、登り始めて4時間弱、とうとう植物がほとんどない灰色の砂利が広がる場所に到着しました。

モノクロの世界に色が溢れる

たどり着いた場所は道、山肌、砂利が灰色一色に広がるのですが、その先には白と青の色だけが見えるのです。それは青空、白い雲、雪そしてラグーナ69です。青さを際立たせるためには他全てをモノクロにしてしまうのが最適なのだろうと、思わされる景色でした。ただ青い湖を見るならヤンガヌコ湖で十分ですが、達成感とさらに棲んだ青い湖を味わうなら、絶対にこのラグーナ69がおすすめです。