チチカカ湖周辺では大きな町フリアカを通過

このバスの座席はリクライニングもきき、高いだけあって乗り心地はさすがに快適です。標高3827mのプーノの町を出たインカ・エクスプレス社のバスは、小一時間でこの周辺で一番大きな町のフリアカを通過します。プーノへ飛行機で行く場合は、この町の空港が最寄りになります。車内では、女性スタッフが乗客から飲み物のリクエストを聞いています。ツアーに含まれている飲み物は、コーラ、インカコーラ、コーヒー、紅茶などです。飲み物を飲んでくつろぎながら、ゆったりと車窓を眺めました。窓の外はアンデス有数の農耕地帯。標高が3800mほどですが、熱帯の高地なので体感的には日本の高原地帯と同じぐらいの暖かさでしょうか。畑が道の両側に広がっています。プーノを出発して約2時間半。午前9時半ごろに最初の見どころであるプカラに到着しました。

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アンデスの古代文化が栄えた場所、プカラ

村の広場にはすでに何台かの観光バスが停まり、土産物を売る露店がずらりと並んでいました。ここには紀元前200年ごろから紀元後200年ごろまで400年近く栄えた、「プカラ文化」の遺跡があります。しかしプカラ遺跡は整備が進んでいないようで、ツアーで寄るのはその近くにある博物館になります。展示室が4つほどの小さな博物館でしたが、プカラから発掘された出土品が並べてありました。ガイドによる説明が、英語とスペイン語で行われます。

首を持った男の石像が示すものは?

土器の展示もありますが、ここでは「首を持ったモノリート(立像)」が見ものです。この石像が何を示しているかは、「戦いで倒した敵の首」、「生け贄に捧げる首を持っている」などの諸説あるとのことですが、結局のところ、一体何を示しているのかはわからないそうです。表情はマンガチックなのですが、由来を考えるとやや不気味ですね。博物館にはトイレがあるので、バスに戻る前に利用しておくのをおすすめします。

ルートの最高地点を越え、ランチタイムへ

プカラを出てしばらく走ると、やがて遠くに白い雪を抱いた山々が見えてきました。正午、このバス旅でもっとも標高が高い地点となるアヤヴィリ峠に到着です。標高は3901m。ここで下車して、10分ほどの写真撮影がありました。それがすむとバスはランチ休憩があるラ・ラヤの村へと向かい、30分ほどで村のレストランに到着です。ツアーに含まれているランチはペルー料理のビュッフェで、肉、魚、野菜料理のほか、パスタ、スープ、サラダ、デザートが並ぶ、なかなかの充実ぶり。ただし、コーヒーと紅茶以外の飲み物は別料金でした。食事中はステージでフォルクローレのショーもあります。店の外には土産物の露店が並び、アンデス柄の衣料品やアルパカ人形などが売られていました。(その3につづく)