チチカカ湖の名物料理は、実は最近の話?

チチカカ湖の郷土料理といえぱ「トルチャ(マス)」です。湖畔のレストランでは、ここで捕れたトルチャをフライにした料理が人気です。また、「ぺヘレイ」といわれる魚(和名ラプラタトウゴロウ)も、料理としてポピュラーですが、実は食用として食べられているこの2種類の魚は、チチカカ湖の固有種ではないのです。トルチャは北米から、ベヘレイはアルゼンチンからの外来種で、ともに20世紀になってから湖にもたらされました。それまで湖に生息していたのは「カラチ」という大きなメダカの仲間、「マウリ」というナマズの仲間など5種類で、いずれも小型のもの。現在では大型の外来種が増え、チチカカ湖の生態系が崩れてきているとも言われます。

これぞ絶景! 富士山より高いところにある湖、南米のチチカカ湖へ行ってみよう(後篇) これぞ絶景! 富士山より高いところにある湖、南米のチチカカ湖へ行ってみよう(後篇)

ペルー側の観光の拠点、プーノ

この湖の観光の拠点は、ペルー側とボリビア側にひとつずつあります。よりポピュラーで、日本発のツアーによく組み込まれているのが、ペルー側の湖畔の町、プーノです。こちらは湖畔最大の町とあって、ホテルの数も多く、島めぐりのツアーもよく出ています。ここではトトラと呼ばれる葦の浮島に行けるのが、最大のポイントですね。ただ、町の中心部から湖畔までは1kmほど離れていて、町にいると「湖畔の町」という気がしないのが残念です。プーノへは首都リマから飛行機、あるいは古都クスコからバスで行くのがポピュラーな交通手段です。

ボリビア側の観光の拠点、コパカバーナ

ボリビア側の観光の拠点となる町はコパカバーナです。こちらはプーノに比べるとずっと小ぢんまりとした町で、湖畔を中心に徒歩10分圏内にホテルやレストラン、旅行会社、バスターミナルがすべて収まっています。「大きなツアー」より、むしろ個人旅行のバックパッカーが集うといった雰囲気です。ボリビアの首都ラパスからバスで約3時間。ここのポイントは、インカ帝国の発祥の地とも言われる「太陽の島」へ行けることでしょう。プーノとコパカバーナ、どちらもそれぞれ魅力があり、甲乙つけがたいですね。ちなみに両町の間には国境があり、バスも運行しています。所要3時間半なので、時間があれば両方行ってみてください。