富士山より高い場所に浮かぶ天空の島

ペルーとボリビアにまたがり、標高3890mの高さにあるチチカカ湖。一見海かと思うほど大きな湖なのに、これで富士山の頂上より高いとはちょっと信じられません。そんなチチカカ湖、浮き草で造られたウロス島は有名で多くの観光客が訪れますが、その他にも魅力的な島がたくさんあることはあまり知られていないようです。その中のひとつ、「イスラ・デル・ソル(太陽の島)」と名付けられたその島は、地元の人たちにインカ帝国の発祥の地と信じられている神聖な島。ガイドブックにはあまり詳しく載っていませんが、行った人はみんなが「よかった」と口をそろえる密かなステキアイランドなのです。

南米チチカカ湖に浮かぶ太陽に一番近い島「イスラ・デル・ソル」で爽快トレッキング 南米チチカカ湖に浮かぶ太陽に一番近い島「イスラ・デル・ソル」で爽快トレッキング

急斜面を苦労して上ったご褒美に絶景が待っている

湖畔の町コパカバーナから船で1時間半、島に上陸するや否や待ち受けているのは、山頂まで続く心臓破りの階段&上り坂。普通でも辛い急斜面に空気の薄さが加わって、5分歩くのが精一杯です。休み休み、1時間近くかけて頂の村へ。旅友達に勧めてもらった宿にチェックインしてテラスで一息。眼下に広がるのは、山肌を覆う段々畑と真っ青な湖面、遠くには雪山がそびえてたりもして、うーん、がんばった甲斐がありました。

気軽に歩けて最高に気持ちいいトレッキングコース

翌日ははりきって島一周トレッキングに出かけます。比較的きちんと整備されたトレッキングコースですが、ほとんど人とすれ違わないのでこの最高のロケーションを独り占め。見渡す限り湖が広がる開けた場所を歩いていたかと思うと深い森の中に入り込んでいたり、時々村の人たちの生活が垣間見られる集落に出たりもして、変化に富んだ楽しいコースは飽きることがありません。空気の薄い中、結局、なんだかんだで6時間歩きっぱなし。手の届きそうな高さに浮かぶ真っ白な雲に追い抜かれつつ、強い日差しと冷たい風にさらされつつ…、「爽快」の一言です。

マチュピチュやウユニ塩湖観光と合わせて行ける

泊まった宿は標高4000m超! 空に近いだけあって、雲やら星やら月やら太陽やら、下界のそれとは存在感が違います。深夜にふと起きだしてぼんやり眺めた、南十字星の輝く星空は一生忘れられそうにありません。南米の旅でマチュピチュとウユニ塩湖は外せないと思いますが、チチカカ湖はその移動ルート上に位置しているので、時間に余裕があればぜひ旅程に組み込んでみてください。イスラ・デル・ソルは日帰りで訪れることも十分可能ですが、ぜひ1泊、いや2泊、することをおすすめします!