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海外現地発ガイド通信

アメリカ大陸初の聖人、リマのサンタ・ロサ


掲載日:2012/06/30 テーマ:祭り・イベント 行き先: ペルー / リマ

タグ: 記念日 教会 歴史


数々の奇跡を起こした薔薇の守護聖女

ドミニコ会を表す黒い装束に薔薇の王冠、幼子イエスを抱きかかえた聖女サンタ・ロサ ドミニコ会を表す黒い装束に薔薇の王冠、幼子イエスを抱きかかえた聖女サンタ・ロサ

「SANTA ROSA DE LIMA/サンタ・ロサ・デ・リマ」、本名イサベル・フローレス・デ・オリバは、インカ帝国滅亡から約半世紀後の1586年4月30日にリマで生まれた。幼いころよりカトリックに帰依した彼女は、その厚い信仰心と厳しい苦行のなかで様々な奇跡を起こしたという。1671年に列聖され、アメリカ大陸初の聖人となった。ペルーとその首都リマ、ペルー国家警察、ペルー看護師会、新大陸(アメリカ大陸)、インド、フィリピン、その他世界各都市を守護する者として今も多くの人々に愛されている。サンタ・ロサの日である8月30日は祝日になっており、彼女の奇跡にすがろうと大勢の人々が「願いの井戸」を訪れる。

願いを叶える奇跡の井戸

毎年多くの人々が訪れる「POSO DE LOS DESEOS/願いの井戸」 毎年多くの人々が訪れる「POSO DE LOS DESEOS/願いの井戸」

その美しさゆえに「ロサ(薔薇)」の名で呼ばれる聖女ロサ。彼女が起こしたとされる奇跡のなかで最も有名なものは、彼女の苦行中に起きた。「ロサは自らを苦しめるために身体に重い鎖を巻きつけ錠をかけ、その鍵を井戸へと投げ捨てた。しかし痛みと苦しみのあまり聖母マリアに祈ったところ、錠がひとりでに壊れ鎖が外れた。」その鍵を投げ捨てたとされる井戸が、世界遺産リマ歴史地区の「SANTUARIO DE SANTA ROSA DE LIMA/リマのサンタ・ロサ教会」にある。教会周辺では願いを託すための手紙が売られており、その手紙を井戸に投げ入れる人の姿は一年中絶えることがない。

その名に相応しい美しい行列

身体を折り曲げなければ出入りできないほど小さな入り口。狭く薄暗いこの庵のなかで、ロサは何を祈り続けたのだろうか 身体を折り曲げなければ出入りできないほど小さな入り口。狭く薄暗いこの庵のなかで、ロサは何を祈り続けたのだろうか

サンタ・ロサ聖堂には、彼女が晩年を過ごした小さな礼拝堂もある。自らの手で作ったというその粗末な庵には、幼きイエス・キリストが頻繁に訪れたという言い伝えもあり、神聖な場所とされている。清貧を常とし、祈りと弱き者の世話に勤め、自らに苦行を課し続けた聖女ロサ。その過酷な生活は彼女の身体を蝕み、31歳という若さでこの世を去った。現在、彼女の聖体はリマ歴史地区の「BASILICA Y CONVENTO DE SANTO DOMINGO/サント・ドミンゴ教会・修道院」に納められている。また8月29日(サンタ・ロサの祝日の前日)にこの教会を発つサンタ・ロサの神輿はとても美しく、一見の価値ありだ。

もう一つの巡礼地、アンデスのキベス村

キベス村のサンタ・ロサの教会。アンデスならではの素朴な造りだ キベス村のサンタ・ロサの教会。アンデスならではの素朴な造りだ

リマで生まれたロサだが、幼いころ家族と共にリマ郊外の村「キベス」に暮らしていたことがある。そのことからキベス村もサンタ・ロサの聖地となっており、同じく願いを叶えるという井戸も設けられている。日頃は静かなこの村も、8月30日にはリマや近隣の村々からやってくる巡礼者で大いに賑わうのだそうだ。ペルーが生んだ聖女サンタ・ロサは、ペルー人にとって誇りであり、慈悲深き母のような存在でもある。リマを訪れたなら、サンタ・ロサの願いの井戸で旅の安全を祈願してみてはいかがだろう。ペルーを愛する人なら、例えカトリック信者でなくともきっとあたたかく見守ってくれるに違いない。

【関連情報】

人々の願いがロウソクの煙とともに空へと登って行く 人々の願いがロウソクの煙とともに空へと登って行く

■El DIA DE SANTA ROSA DE LIMA(リマのサンタ・ロサの祝日)
8月30日(ペルーの祝日)

■SANTUARIO DE SANTA ROSA DE LIMA(リマのサンタ・ロサ教会)
住所:Av. Tacna cdra.1 Centro de Lima

■BASILICA Y CONVENTO DE SANTO DOMINGO(サント・ドミンゴ教会・修道院)
住所:Jr. Camana 170 Centro de Lima

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2012/06/30)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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