光と影のミュージアム、アチョの闘牛博物館

ペルー・リマ・歴史の現地ガイド記事

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光と影のミュージアム、アチョの闘牛博物館

掲載日:2012/10/08 テーマ:歴史 行き先: ペルー / リマ ライター:原田慶子

タグ: すごい! 一度は行きたい 博物館



ABガイド:原田慶子

【ペルーのABガイド】 原田慶子
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ペルー・リマ在住フリーランスライター。ペルーの観光情報を中心に文化や歴史、グルメ、エコ、ペルーの習慣や日常などを様々な視点から紹介。『地球の歩き方』『今こんな旅がしてみたい』『トリコガイド』『世界のじゃがいも料理』などペルー編の取材協力多数。「Keikoharada.com」にてペルー情報発信中。

アチョ闘牛場に併設されている闘牛博物館 アチョ闘牛場に併設されている闘牛博物館

世界最大級・アメリカ大陸最古の闘牛場がある国、ペルー

日本ではあまり知られていないが、ペルーはラテンアメリカ有数の闘牛王国だ。カトリックの布教と共に各地へ広がった闘牛は、首都リマの他、アンデス地方を中心に現在も盛んに行われている。闘牛士と牡牛が命をかけて戦う伝統的なスタイルだけでなく、牡牛同士や牡牛とコンドルが戦うものなど、インカ伝来の土着信仰と融合しながら現代に受け継がれているものもある。リマにはアメリカ大陸最古の闘牛場「Acho/アチョ」があり、毎年11月にはここで「奇跡の主(キリスト)の祭り」が開催される。ペルーを始めスペインや世界各国のマタドール(正闘牛士)を招いて催されるこの華麗なる祭を、多くの闘牛ファンが心待ちにしている。

 

善戦の末力尽きた牡牛たちの剥製が館内の壁を飾る 善戦の末力尽きた牡牛たちの剥製が館内の壁を飾る

歴史的価値の高いポスターが充実

このアチョ闘牛場の入り口そばにあるのが「Museo taurino de la Plaza de Acho (アチョの闘牛博物館)」だ。壁にはモノトーンの古い写真が数多く掲げられ、黒々とした毛並みの牡牛の首が、剥製となって来場者を見下ろしている。館内を案内してくれた係員は、「命が尽きるその瞬間まで、勇猛果敢に戦い抜いた名誉ある牡牛たち」と褒め称えていた。剥製という手法に訝る向きもあるだろうが、ファンにとっては良き思い出を蘇らせてくれる美しい飾りなのだろう。他にも、アチョの輝く歴史を築き上げてきた闘牛士たちの在りし日の写真や、スペイン製の美しいポスターなどが博物館の壁を隙間なく覆っている。

 

華麗にして優雅なマタドールの衣装 華麗にして優雅なマタドールの衣装

光の衣装と影の小道具たち。闘牛は生と死が同居する世界

また館内には、歴代マタドールの華やかな衣装が多数展示されている。赤や紫の布地を埋め尽くす金糸銀糸の刺繍はとても煌びやかで、「光の衣装」との呼び名に相応しい。かつて奇跡の主の祭りで使用されたという「大輪の薔薇に囲まれたマリア像」を縫い取った入場用マントは見事。一方、ピカドール(槍士)やバンデリジェーロ(銛打ち)が使用する槍や銛なども展示されている。暴れても抜け落ちないよう、鋭いかえしが付いた銛。この鋭利な銛が牛の急所に突き刺さり、その力を削いでいくのだ。「光と影」、「生と死」。闘牛は常にこうした表現と共に紹介されてきた。この博物館では、客席からは分からない影の部分もじっくりと見学することができる。

 

ピカソのオリジナル・リトグラフも必見 ピカソのオリジナル・リトグラフも必見

闘牛に魅せられた2人の男たち

ペルーには日系人闘牛士もいた。1962年にアチョでデビューし、その後スペインのマドリードで活躍したリカルド・ミツヤ・ヒガ氏だ。日系人らしい彼の正確な技には定評があったという。またミツヤ氏の闘牛士としての人生を追ったドキュメンタリー映画「El Samurai Matador/サムライ・マタドール」が、2010年の国内映画コンクールで賞を受けている。さらにこの博物館で見逃せないもう一つのものがある。それはスペインの誇る美の巨匠、パブロ・ピカソのリトグラフだ。スペインのマラガに生まれたピカソは、闘牛に深く傾倒していたという。彼が1960年に描いたリトグラフのオリジナルがこの博物館の奥に展示されている。

 

アチョ闘牛場。11月には大勢の闘牛ファンで埋め尽くされる アチョ闘牛場。11月には大勢の闘牛ファンで埋め尽くされる

【関連情報】

■El Museo taurino de la Plaza de Acho/アチョの闘牛博物館
住所:Jr. Hualgayoc 332, RIMAC.
開館:月〜土/9:00〜16:30
入場料:大人5ソレス(約150円)、子供1ソル(約30円)
※闘牛博物館のあるリマック区は、あまり治安のよい地区ではない。十分気を付けて出かけること。

 
 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2012/10/08)
※渡航前に必ず現地の安全情報をご確認下さい。http://www.anzen.mofa.go.jp/
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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