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海外現地発ガイド通信

考古学から大衆アートまで。ペルー中央準備銀行博物館


掲載日:2014/02/14 テーマ:美術館・博物館 行き先: ペルー / リマ

タグ: すごい! ためになる 博物館


世界遺産セントロにある無料公開の博物館

ウカヤリ通りとランパ通りの角に位置するペルー中央準備銀行博物館 ウカヤリ通りとランパ通りの角に位置するペルー中央準備銀行博物館

リマ旧市街、セントロ。世界遺産地区の中心部にありながらいつも比較的空いており、その上入場料が無料というおすすめの博物館がある。それが「MUSEO DEL BANCO CENTRAL DE RESERVA DEL PERU(ペルー中央準備銀行博物館)だ。1980年6月に開館したこの博物館は、アンデス文明の歴史を伝える土器や織物と眩いばかりの黄金製品を展示する「考古学」、ペルー各地の伝統を伝える民芸品や工芸品を展示する「大衆芸術」、そして19〜20世紀にペルーで描かれた歴史的名画を展示する「絵画館」の3つの展示エリアで構成されている。

一押しはやはり黄金製品!考古学エリア

時代別、使用目的別に分かりやすく展示されている「ウゴ・コーエン・ゴールド・コレクション」 時代別、使用目的別に分かりやすく展示されている「ウゴ・コーエン・ゴールド・コレクション」

まずは地下一階にある「考古学」のエリアへ。紀元前200年頃にペルー北海岸部のピウラで興ったヴィクス文化を皮切りに、モチェやランバイェケ(シカン)、チムー、ナスカ、ワリ、チャンカイ、インカなど各文化の土器を展示している。人物や動物、ペルー原産の植物などそれぞれの特徴がよく表れている品々を厳選しているため、見ていてとても分かりやすい。奥には「ウゴ・コーエン・ゴールド・コレクション」と題した部屋があり、モチェやランバイェケ、インカなどの黄金製品が公開されている。これらの黄金コレクションは、地下一階に造られた巨大金庫を利用した展示。さすがはペルー中央準備銀行が管理する博物館、保管体制は万全だ。

お土産を選ぶ前に、名工の作品をじっくり眺めてみては?

「レタブロ」はイエス・キリストの誕生シーンを表現したものが多い 「レタブロ」はイエス・キリストの誕生シーンを表現したものが多い

一階のテーマは「大衆芸術」。アンデス南部アヤクーチョ州の伝統工芸「レタブロ(箱庭祭壇)」やプーノ州プカラ地方の牛の焼き物、アンデスの織物やアマゾン地方の壺など、ペルー各地を代表する民芸品や工芸品が多数紹介されている。こうした民芸品は今でも作られ続けているが、この博物館が展示所蔵しているものは、植民地時代から共和国時代初期にかけて作られたアンティーク品ばかり。その穏やかな色使いや素朴な表現には、大量生産の土産物とは異なる深い味わいがある。また、このフロアでは定期的に民芸品市が開催されるので、質の良いお土産を求めるならこうしたチャンスを利用するといいだろう。

庶民の暮らしを伝える貴重な絵画など

静かに眺めたい「絵画館」 静かに眺めたい「絵画館」

二階の「絵画館」にはペルーの著名な画家たちの名画が集められており、歴史的シーンを描いた重厚な作品から現代絵画まで、幅広いジャンルの絵画を楽しむことができる。特に、庶民の生活や習慣を多く描き残した19世紀の画家パンチョ・フィエロの作品は興味深い。絵画館にはラミネート加工を施した英文解説書が常備されているので、それを手に鑑賞すればより理解が深まるだろう。こうした素晴らしい所蔵品を無料で公開している博物館はそう多くない。色々な時代のペルー芸術を多角的に知ることができる、一押しの博物館だ。

【関連情報】

こじんまりとしているが見ごたえ十分の「考古学」エリア こじんまりとしているが見ごたえ十分の「考古学」エリア

■MUSEO DEL BANCO CENTRAL DE RESERVA DEL PERU/ペルー中央準備銀行博物館
住所:Jr. Ucayali 271 Centro de Lima
電話:(01)613-2000 内線 2655
開館:火・木・金/10:00〜16:30、水/10:00〜19:00、土・日/10:00〜13:00 (月曜閉館)
料金:無料※身分証明書の提示が必要。パスポートを忘れずに。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2014/02/14)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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