page top

出発エリアをに変更しました。

海外旅行の検索・比較サイト|エイビーロード
AB-ROAD
ペルー・リマ・美術館・博物館の現地ガイド記事
RSS

海外現地発ガイド通信

リマ現代文化の要 グラン・テアトロ・ナシオナル(国立大劇場)


掲載日:2015/09/27 テーマ:美術館・博物館 行き先: ペルー / リマ

タグ: すごい! イベント 一度は行きたい 建築


世界に3ヵ所。最新技術を駆使して造られたペルーの国立大劇場

夜はさまざまな色にライトアップされるペルーの国立大劇場 夜はさまざまな色にライトアップされるペルーの国立大劇場

2012年のオープン以降、ペルーのカルチャー発信基地としての役割を担い続けるリマ市サンボルハ区の「GRAN TEATRO NACIONAL(国立大劇場)」。2014年5月5日に紹介した国立博物館や、国立図書館が並ぶこの通りは「文化の並木道」と称され、芸術やカルチャーを愛する人々が集う場所となっている。現代の音響学と建築構造学の粋を集めて建てられたこのホールは、日本とデンマークに並ぶ世界最新鋭の設備を有した劇場としても名高い。国と国民の宝である素晴らしい大劇場を身近に感じてもらおうと、子供や一般市民向けの劇場見学会を始めとするさまざまな文化啓蒙活動が催されている。

ペルーの富を表現した外観と内装

広々とした国立大劇場のロビー 広々とした国立大劇場のロビー

国立大劇場の建物全体はペルー、劇場内部はブラジルの著名な建築家がそれぞれ担当した。外観を覆う特殊ガラスは、外部の騒音を遮断し且つ外から内側が見えない造りになっている。建物正面の石造りの階段は、インカの石造建築を模したもの。外壁と内装にはペルーの鉱物資源を代表する銅板を多用し、この国の豊かさを表現したそうだ。また、2階以上のロビーに敷き詰められた絨毯は、コスタ(ペルー海岸部)をイメージしている。オレンジがかったサンドベージュのベースに、浜辺に打ち寄せるさざ波や、アンデス文明初の楽器とされるほら貝「プトゥトゥ」のモチーフが散りばめられている。何気ない部分にも、作り手のペルーに対する想いが込められているのだ。

消音、吸音、反射、増幅、そして温度。音へのこだわりが随所に

座席や劇場内最後方の目立たない壁にも、最新技術が活かされている 座席や劇場内最後方の目立たない壁にも、最新技術が活かされている

国立大劇場の特徴は、なんといってもその音へのこだわり。特殊ガラスのおかげでロビー付近でも十分静かだが、加えて劇場内部へと続く通路の壁に高い吸音効果を持つ素材を採用し、ホールに完璧な静寂をもたらしている。観客が座っていても音の響きを乱さないという、スペイン製の特殊なクッションを配した座席。反射した音を転がすように一か所に集め、無駄なく吸音する後方の壁。内部温度は、最も完璧な音響を生み出すとされる17度に設定されているそうだ。さらに、3階以上の側面桟敷席の壁には響きを増幅させる小部屋が隠され、クラシックコンサートなど主に楽器音だけで構成される公演の場合に活用されている。内部のカーテン一枚に至るまですべてに「音」の意味があり、原音の完璧な再現に尽力した様子がうかがえる。

国立大劇場の公式サイトをチェックしよう!

一般向け見学会では、劇場スタッフが施設内部のさまざまな秘密を丁寧に説明してくれる 一般向け見学会では、劇場スタッフが施設内部のさまざまな秘密を丁寧に説明してくれる

さまざまな演出に対応可能な最新技術を駆使した舞台装置のおかげで、一日に最大3つの公演をこなすことができるという国立大劇場。演出に合わせ自在に上下可動する迫り(せり)は、一度におよそ100人の楽団を配すことができるオーケストラピットを含めて4基ある。その他にも、舞台背面を覆う重さ1トンもの音響反射板、滑るように開閉するいくつもの緞帳、あらゆる彩度や明度を表現できる最新鋭の照明機器など、超一流の設備が整っているのだ。後はあなたが客席に座るだけ。ペルー国立大劇場での公演予定は公式サイトで公開されているので、ペルーの旅行日程が決まったらぜひ一度チェックしてみてほしい。

【関連情報】

世界に誇るペルーの国立大劇場へぜひ! 世界に誇るペルーの国立大劇場へぜひ!

■GRAN TEATRO NACIONAL/国立大劇場
住所:AV. JAVIER PRADO ESTE 2225, SAN BORJA - LIMA
電話:+51-1-715-3659
公式ウェブサイト:granteatronacional.pe

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2015/09/27)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
エイビーマガジンについて

 

キーワードで記事検索

検索