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ペルー・リマ・世界遺産の現地ガイド記事
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海外現地発ガイド通信

ペルーが誇る世界遺産 その1


12のユネスコ世界遺産

ペルーを代表する世界遺産のひとつ、ナスカとパルパの地上絵 ペルーを代表する世界遺産のひとつ、ナスカとパルパの地上絵

南米有数の観光立国ペルー。国内には古代アンデス文明の遺跡や名所が数多く残されており、未だ手つかずの場所も少なくない。一方、植民地時代に建造された歴史地区をそぞろ歩けば、スペインの片田舎に迷い込んだような錯覚を覚えるだろう。海岸砂漠地帯、アンデス山岳地帯、アマゾン熱帯雨林地帯という変化に富んだ気候風土は多種多様な動植物相を育み、世界に17あるメガダイバーシティ―(超多様性)国家のひとつにも数えられている。そんな魅力あふれるペルーを12年の月日に渡ってご紹介してきたが、この度エイビーロードがサービスを終了することとなった。そこで今月・来月の2回はユネスコに登録されている国内12の世界遺産をご案内しつつ、拙文の幕を下ろしたいと思う。最後までご愛読いただければ幸いだ。

リマ歴史地区と聖地カラル=スーペ

カタコンベ(地下墓地)が有名なリマ旧市街のサン・フランシスコ修道院 カタコンベ(地下墓地)が有名なリマ旧市街のサン・フランシスコ修道院

●リマ歴史地区:リマの旧市街セントロは、まず1988年にサン・フランシスコ修道院が世界文化遺産に登録され、1991年に対象エリアをアルマス広場やカテドラルなど608の歴史的建造物が集中する旧市街まで拡張し、リマ歴史地区として再登録された。スペインによる南米支配の拠点として栄え「諸王の都」と呼ばれたリマには、今もなお当時の面影が色濃く残っている。

●聖地カラル=スーペ:紀元前3000〜2000年ごろに栄えたカラル文化の遺跡で、世界文化遺産への登録は2009年。アメリカ大陸最古の都市遺構と考えられており、神殿や半地下の円形広場、ピラミッド、居住跡などが残っている。動物の骨で作られたフルートやコルネットなどの楽器のほか、大量のイワシの骨や貝の化石も発掘された。リマの北約182キロのスーペ渓谷に位置し、リマから日帰りツアーが催行されている。

チャン・チャン遺跡地帯とリオ・アビセオ国立公園

ラッコとペリカンのレリーフが見事なチャン・チャン遺跡 ラッコとペリカンのレリーフが見事なチャン・チャン遺跡

●チャン・チャン遺跡:ペルー第3の都市トルヒーヨ郊外に位置するチムー王国の首都遺構。1985年に文化遺産と危機遺産に登録された。広さ約20平方キロメートルを有すアメリカ大陸最大の都市遺構で、高い壁で囲まれたシウダデーラ(城塞)が10か所確認されている。現在はそのうちの1つである「ニカン」のみ公開、儀式の広場やチムーの最高神とされる月を崇めた池、王の墓地などを見学することができる。壁に彫られたラッコや魚、ペリカンなどのレリーフは一見の価値あり。

●リオ・アビセオ国立公園:サン・マルティン州にある国立公園で希少種・絶滅危惧種が多く、生物の多様性に優れたエリア。1990年に自然遺産として、また30以上のも遺跡が残っていることから文化面も評価され、1992年に複合遺産として再登録された。1986年以降は生態系と遺跡の保護のため非公開になっている。

ワスカラン国立公園とチャビンの考古遺跡

見るものを威圧するチャビン・デ・ワンタル遺跡内のランソン像 見るものを威圧するチャビン・デ・ワンタル遺跡内のランソン像

●ワスカラン国立公園:アンカシュ州のアンデス・ブランカ山系に広がる国立公園で、世界で最も標高の高い国立公園でもある。名前の由来は低緯度地域にある雪山としては世界最高峰のワスカラン山(南峰/標高 6768 m)から。生物多様性に富み、「100年に一度花が咲く」といわれるプーヤ・ライモンディも自生する。世界自然遺産の登録は1985年、毎年多くの登山家やトレッカーが訪れる。

●チャビンの考古遺跡:アンカシュ州にあるチャビン・デ・ワンタル遺跡は、紀元前1200年頃から200年頃に栄えたチャビン文化を代表する遺跡。石造りの神殿内部は迷路のような構造になっており、奥には御神体と思われるランソン(大きな槍の意)像が安置されている。前述のワスカラン国立公園同様1985年に世界文化遺産に登録された。

ナスカとパルパの地上絵

日本の協力により完成したナスカの新ミラドール 日本の協力により完成したナスカの新ミラドール

●ナスカとパルパの地上絵:1994年に世界遺産に登録されたペルーを代表する世界遺産のひとつ。イカ州ナスカ台地とパルパ平原に広がる大地のアートは、ナスカ文化(紀元前後〜紀元700年ごろ)のものだけでなく、近年その前身とされるパラカス期(紀元前700年〜100年ごろ)のデザインも次々に発見されている。多くの地上絵が上空からしか確認できないほど巨大であったことから、「宇宙人によって描かれた」など荒唐無稽な説も登場したが、現在では拡大法で描けることが証明されている。ナスカを始め、ピスコやパラカスからもナスカの地上絵見学フライトが就航している。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2020/12/30)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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