世界遺産に登録されたリマの旧市街

南米では植民地時代の多くのコロニアル都市が、世界遺産に登録されています。今回からはそのうちのひとつ、ペルーの首都リマの旧市街(セントロ)を紹介しましょう。かつては「治安が悪い」と言われたリマの旧市街ですが、いまではよほどその中心を外れない限り、昼間の観光には問題ないでしょう。観光客向けのレストランやショップも軒を連ね、ペルーらしいお土産物を買う分には、むしろ新市街のミラフローレス地区よりも便利かもしれません。ランチもミラフローレスよりも安く食べられ、一日ゆっくり観光できます。

南米の世界遺産・リマの旧市街を歩く その1 アルマス広場と政庁前の衛兵交替 南米の世界遺産・リマの旧市街を歩く その1 アルマス広場と政庁前の衛兵交替

毎日正午に行われる衛兵交替

旧市街の中心はアルマス広場です。この広場は昼間は市民の憩いの場となっており、北側にはどっしりとした「ペルー政庁」が、東には「カテドラル」がそびえています。このペルー政庁前では、毎日正午に衛兵の交替式が行われています。軍楽隊の演奏に乗って行われるこの衛兵交替ですが、政庁の敷地内なので広場からは柵越しに見ることになります。柵には近づけないので、残念ながら写真はきれにいは撮れませんが、それ越しでも様子はわかり、また音楽はバッチリ聴こえるのでおすすめです。軍楽隊の音楽が聴き覚えのあるメロディーと思ったら、「コンドルは飛んで行く」でした。もともとはアンデス民謡とはいえ、世界的にヒットした曲も演奏するのですね。

広場に面したカテドラルへ

さて今度は、アルマス広場に面して高々とそびえる「カテドラル」に入ってみましょう。南米のたいていの都市の造りは同じで、広場を中心に碁盤の目状に道が広がっています。そしてその広場には、必ず政庁や市庁舎といった市を統治する政府の建物と教会を置きました。リマのアルマス広場には、ペルー政庁とカソリックの司教座である大聖堂という、政治と宗教のツートップが置かれていた訳です。さて、このリマのカテドラルの礎石を置いたのは、フランシスコ・ピサロ。インカ帝国を滅ぼし、ペルーを征服した男でした。(その2に続く)