ペルーで最も古いカテドラル

ピサロについてはいろいろ書きたいこともありますが、それはまた別の機会に。さて、インカ帝国皇帝を処刑し、ペルーを征服したピサロがここに礎石を置いたのは1535年。そのため、このカテドラルは南米で最も古いカテドラルなのです。もっとも建設当初は現在の姿と異なり、レンガ造りの建物だったようです。その後、増築や改築を重ねますが、17〜18世紀に起きた数回の大地震のたびに壊れ、現在の姿は18〜19世紀の修復後のもの。カテドラルは現在、日曜と土曜の午後以外は博物館として公開されています(入館料は約400円)。

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安置されたピサロの遺体

さて、カテドラルの中に入ってみましょう。教会内は白でまとめられ、すっきりとしたデザイン。再建時にはゴテゴテしたバロック時代は過ぎていたのか、主祭壇もわりとシンプルです。入口から入って最初の右側にある納骨堂には、一体のミイラが安置されています。これは“ピサロの遺体”と呼ばれているものです。ピサロは仲間割れでスペイン人アルマグロを処刑しますが、その息子に1541年に暗殺されてしまいます。この遺体(骨)の説明が棺のそばにありますが、本当にピサロの遺体かどうかははっきりしないそうです。

地下に並ぶガイコツの数々

カテドラルにある礼拝堂のうち注目は「洗礼者ヨハネの礼拝堂」でしょう。洗礼者ヨハネは、イエスに洗礼を施した聖人で、この礼拝堂では上にヨハネの像、その下に洗礼をイエスに施すヨハネの浮彫り、イエスの像、そして首を切られて横たわるヨハネの像が置かれています。また。このカテドラルの地下には、キリスト教徒の墓所(カタコンベ)があります。ひとりで降りて行くと、夫婦が埋葬された縦穴や、並べられたしゃれこうべが少し怖い感じでもあります。カテドラルに向かって左隣には「リマ大司教宮殿」があります。ここは2010年から博物館として公開されており、宗教画や教会の装飾品が展示されています。ただし見学は英語かスペイン語によるガイドツアーのみです。(その3に続く)