ペルーの食文化がわかるペルー料理館

さて、次にアルマス広場の西側に行ってみましょう。広場の北西に面した建物はリマ政庁ですが、その建物の中に「ペルー料理館」があります。博物館というより展示室といったほうがいい内容ですが、ペルーの食材や食生活に興味がある人は寄ってみてもいいでしょう。海岸沿いの乾燥地帯、標高の高いアンデス山脈、アマゾン上流の湿地帯と変化の多い国土を持つペルーの、それぞれの地方の食材や料理の説明や、宗教画の中のペルー料理、古代文明のユニークな食器などが展示されています。ただし展示品のほとんどがレプリカなのが残念です(入場料は約120円)。

南米の世界遺産・リマの旧市街を歩く その3 二大聖人が眠るサント・ドミンゴ修道院 南米の世界遺産・リマの旧市街を歩く その3 二大聖人が眠るサント・ドミンゴ修道院

広場の西にあるサント・ドミンゴ修道院

リマ政庁から西へ1ブロック先にある、高い鐘楼を持った建物が「サント・ドミンゴ教会・修道院」です。教会は一般に開放されていますが、修道院の一部が博物館として公開されています(入場料約300円)。16世紀に建立されたこのドミニコ会の修道院は、他の南米の修道院同様にパティオ(中庭)を中心に作られています。パティオの周辺の回廊の上段には宗教画が飾られていて、下段には17世紀のものという美しいスペイン産のタイルが残っています。

ペルーの二大聖人が眠る

このサント・ドミンゴ修道院は、ペルーの二大聖人聖人が眠っていることで有名です。ひとりは1586年にリマに生まれた聖女サンタ・ロサ。数々の奇跡を起こしたサンタ・ロサはアメリカ大陸最初の聖人で、リマの守護聖人でもあり、ペルーでは毎年8月30日は「サンタ・ロサ」の日として祝日になっています。もうひとりはフライ・マルティン。スペイン人の父と黒人女性との間に生まれた彼もまた、奇跡を起こし聖人に列せられました。

広場の東にあるサン・フランシスコ教会

今度はアルマス広場から北東へ2ブロック移動してみましょう。ここには1546年から100年以上かけて建てられたというサン・フランシスコ教会・修道院があります。ふたつの鐘楼に挟まれたバロック様式の正面ファザードは、教会が完成した17世紀当時の面影を残す見事なもの。こちらはフランシスコ会の修道院が隣にあり、その部分が博物館になっています(入場料約300円)。ただし見学は、英語かスペイン語のガイドツアーのみ。パティオ(中庭)にある17世紀前半のスペインのセビリア産タイルが有名ですが、観光客に最もインパクトがあるのは、地下にある墓地のカタコンベでしょう。(その4に続く)