無数のガイコツがお出迎え

リマの旧市街の街歩きの続きです。ガイドの案内でサン・フランシスコ修道院の地下に降りて行くと、いくつもの縦穴や横穴があり、その中には多くの人骨があります。この地下墓地は地下3階までありますが、公開されているのは地下1階だけ。しかしそれでもその人骨の多さには圧倒されます。これらの骨は、植民地時代に埋葬された市民のものだそうです。残念ながら修道院内やカタコンベの写真撮影はできません。

南米の世界遺産・リマの旧市街を歩く その4 旧市街のメインストリートのラ・ウニオン通り 南米の世界遺産・リマの旧市街を歩く その4 旧市街のメインストリートのラ・ウニオン通り

過酷だった宗教裁判の様子

サン・フランシスコ修道院を出て、さらに東1ブロック進むと、広いAbancay通りに出ますが、これを渡って南に1ブロック下ったボリーバル広場に面して、小さな「ラ・インキシシオン博物館(宗教裁判所博物館)」があります。無料の小さな博物館ですが、スペイン植民地時代の宗教裁判の拷問の様子などが、蝋人形で解説されています。惜しいのはスペイン語の解説しかないことでしょうか。また、建物の地下から発見された遺跡の一部も公開されています。

旧市街のメインストリートを歩く

さて、再び旧市街の中心アルマス広場に戻ってみましょう。広場周辺には観光客向けのレストランやカフェが並び、とくにお昼どきはかなりのにぎわいになります。腹ごしらえして、ここから南にのびるラ・ウニオン通りを歩いてみましょう。これはアルマス広場とそこから600mほど離れたサン・マルティン広場を結ぶ、旧市街のメインストリートです。かつては多くの露店が並んでいたようですが、“犯罪が多い”との理由で現在では露店はすべて撤去され、すっきりとしたショッピングストリートに生まれ変わっています。昼間は人通りも多く、また警官も巡回していますが、スリには注意してください。

旧市街のもうひとつの広場、サン・マルティン広場

デパートやブランドショップ、日本でもおなじみのファストフードショップなどが並ぶラ・ウニオン通りですが、その一画に16世紀に建てられたラ・メルセー教会のファザード(正面入口の装飾)が見えます。つい通り過ぎてしまいそうになりますが、向かいがデパートなので注意してください。この教会は聖女メルセーに捧げられたものです。ラ・ウニオン通りの終点はサン・マルティン広場。広場の中央には、ボリーバルと並んでスペインから南米各地を解放した功労者、サン・マルティンの騎馬像が建っています。昼間は問題ないですが、夜は旧市街周辺は治安が悪くなるので、ひとり歩きはしないようにご注意下さい。今まで書いたところの観光には、全部で4〜5時間ほど見ておいた方がいいでしょう。